2005年のメルマガ

日本質的心理学会 メールマガジン No.17======================2005/12/20

2005/12/20 20:17 発送

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.17======================2005/12/20

 クッピーです。街は、すっかりクリスマスですね。ラジオから聞こえる、
 クリスマスソングで癒されていますが、仕事を前に、ラジオに怒ったり
 もしています(^^;。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●<2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(助成研究会決定!)>
●2006年1月15日:医療・看護と福祉のための質的研究セミナー
●風に聞く・風を追う:風のたより・下山晴彦先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ◆◆◆研究交流委員会より
  ■メールフォームに届いたご意見の紹介があります 
■日本質的心理学会研究交流委員会共催「文化とこころの相互作用」
を探る質的研究法ワークショップの開催報告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……………………………………………………………………………………………
  <2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(助成研究会決定!)>
……………………………………………………………………………………………

 研究交流委員会では,質的研究の広がりを目的として,研究会助成事業に関
する募集を行っておりましたが,このたび助成対象研究会が決定しました。以
下の4つの研究会です。

  1 Sparrow Kids 代表者:高岡哲子(旭川医科大学)
  2 ふくおか老年学研究会 代表者:松本光太郎(名古屋大学)
  3 中部質的心理学研究会 代表者:安藤冬華(中京大学)
  4 メタ医療学探検隊 代表者:稲田浩(大阪市立大学)

 今回は,地方だけでなく都市といわれる場所での研究会も含まれています。
4つの研究会の企画は随時メルマガに掲載しますので,どうぞお楽しみに。次
年度は本年度の経験を生かして,地方の会員のみなさまが応募しやすくなるよ
う,募集要項などを工夫する予定です。乞うご期待!

……………………………………………………………………………………………
 2006年1月15日:医療・看護と福祉のための質的研究セミナー
 「あなたにもできる質的研究:着想から投稿までのノウハウを教えます」
……………………………………………………………………………………………

1.趣旨
 質的研究は、量的研究と比べると数式がないのでとっつきやすいものの、
いざ始めてみるとデータ収集から分析、そして投稿に至るまで、たいへん
難しい手法です。解説書や論文を読んでみても、初学者にとっては前提に
なることが多すぎるために、かえって混乱したこともあるでしょう。
 そこでこのセミナーでは、医療・看護と福祉の専門職が、質的研究を初
めてするうえでのノウハウを提供します。入念なフィールドワークをしな
がら質的研究をまとめてきた実践家および研究が自らの経験をもとにして、
研究の企画から仕上げまでのプロセスを提示します。研究経験のみならず、
質的研究の卒業論文を指導した経験についても提供しますので、質的研究
を教える方々にも有益でしょう。また、社会福祉士で実践研究として積極
的に質的研究をなさっている方をもお迎えしています。

2.プログラム

(1)基調講演 初学者はどこで苦労するのか:障害者分野における質的研究
  の指導経験から

 田垣正晋(大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科 講師) 博士(教育学)
   関心領域 障害者心理学、障害者福祉論、質的研究方法論。
   障害者のライフストーリー研究を多くしてきたが、最近は
   自治体による質的研究のコンサルティングに従事

   司会 尾見康博(山梨大学)

(2)シンポジウム 医療と福祉における質的研究の実際

  話題提供
  ○高齢者と"場"の研究-Grounded Theoryを用いた場合
    竹崎久美子 (高知女子大学看護学部 老年看護学 助教授)
           博士(看護学)
      関心領域 高齢者のいきがいを支援するケア、健康な
      高齢者も要介護高齢者も家族も、安心して地域で暮ら
      せる拠点づくり

  ○文化としての健康観”の探究―エスノグファーの目から見た高齢者に
   とっての健康
    大森純子 (聖路加看護大学 地域看護学 助手)博士(看護学)
      関心領域 高齢者にとっての健康・健康観。最近では、
      社会的な側面に焦点を当て、身近な他者との日ごろの
      交流関係の意味と健康認識との関連について研究。

  ○高機能広汎性発達障害当事者の手記から読み取れる障害認知
   -独立型社会福祉士が当事者の視点をもつために
    今泉佳代子(いまいずみ社会福祉士事務所 オフィスぷらんぷらん)

 コーディネーター 操華子(聖ルカ・ライフサイエンス研究所)

3.とき・ところ
  2006年1月15日 13:30-17:00
  大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科棟401教室
  所在地 599-8531 堺市学園町 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
          http://www.osakafu-u.ac.jp/access/index.html
       ● 南海高野線白鷺駅下車南西へ約500m、徒歩約6分。
       ● 南海高野線中百舌鳥駅下車南東へ約1000m、徒歩約13分。
       ● 地下鉄御堂筋線なかもず駅(5番出口)から南東へ
         約1000m、徒歩約13分。

4.参加申込
  (1)参加費 日本質的心理学会 非会員¥3000 
        同会員¥1000 定員 80名
 
  (2)参加をご希望の方は、「参加費振り込み」と学会Webサイトから
    の「参加申込」の2つを行ってください。

    学会Webサイト http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 
    申し込みフォーム 
http://ks.kinjo-u.ac.jp/%7Eghase/cgi-bin/quality/y_mail.cgi?id=workshop2
006-01  (折り返し注意)

  (3)参加費振込先 郵便口座(振り込み手数料は参加者でご負担願います)

  口座記号番号  00150-4-704455 
  加入者名 日本質的心理学会研究交流委員会

  ・通信欄に「医療・看護と福祉のための質的研究セミナ-」
    と必ず明記なさってください。
  ・払込取扱票は各自でご用意下さい。
  ・一旦振り込まれた参加費は理由のいかんをとわず返却いたしません。

  (4)日本質的心理学会非会員の方であっても、申しみ時に入会していただけ
たら、

    会員と同額の参加費¥1000になります。
    学会Webサイト http://quality.kinjo-u.ac.jp/ の会員募集の
    ページより手続きをお願いします。

  (5)締め切り 2005年1月10日

  (6)セミナ-当日に欠席なさったとしても、レジュメや資料等の送付は
    一切いたしません。

5.問い合わせ(メールのみお受けいたします)
  日本質的心理学会研究交流委員会
  「医療・看護と福祉のための質的研究セミナ-」係
   misahana@luke.or.jp
 件名を「医療・看護と福祉のセミナーに関する問い合わせ」として下さい。

6.主催 日本質的心理学会研究交流委員会

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 風に聞く・風を追う:風のたより
……………………………………………………………………………………………

 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、今回の「語り」は、下山晴彦先生です。

☆☆☆   下山晴彦  (東京大学教育学研究科)  ☆☆☆

“風”といって思い出すのは、小学校の低学年の頃、学校からの帰り道の
バス停で、来ないバスを待ちながら眺めていた豪雨である。その日は、
台風の接近ということで学校から早めに帰ることになった。私は、僻地
から通っていたので、1日に4本しかないバスで通学していた。そのため、
学校が早く終わっても、家にはすぐに帰ることができず、バス停で一人
時間を潰さなければならなかった。午前中の理科の授業で、教師が
「風はみえません」と断言していた。私は、バス停で、強風が吹くたび
に白いレースのカーテンのように揺らぎながら山肌に激しく吹きかける
雨を眺めながら、「風は見えるじゃないか」と思っていた。

 今から25年くらい前、修士論文の一部を「教育心理学研究」という
雑誌に投稿したときのこと。拙論は、思春期の気持ちの移り変わりを
縦断的にとらえるためにSCTを用いて、そこから仮説的分類を提案した
ものだった。当時流行していた質問紙調査という方法を利用して量的
分析をしても、思春期の微妙な移ろい易さはとらえきれないと思って、
敢えて質的調査をした。しかし、審査結果は、「科学的論文としては
不十分」との理由で、原著から資料に書き換えを命じられた。審査者
の目には、SCTの文章の質的分析などは、因子分析に比べたら“たより”
ないものとみえたのだろうと、しみじみ思った。

 今から10数年前のこと。現場で臨床心理士として働いていた自分が、
大学の教師になった。それで、博士論文を書かなくてはと思い立った。
臨床心理士として付き合うことが多かったアパシー学生のことをまと
めることにした。彼らは、とても正直な性格なのだが、唯一、自分に
対しても他者に対しても非常に“たより”ないという問題を抱えてい
た。困難な現実に直面すると、風のように逃げてしまう。そのような
彼らの姿を追おうとして事例研究を活用した。あのとき、質的心理学
のことをよく知っていれば、もう少し楽に博士論文がかけただろうと
思う。あの頃は、現場(フィールド)心理学といったことばを使って
いた。

 今は、「日本の臨床心理学は、どのようになっていくのがよいのだ
ろうか」ということを考えている。日本の臨床心理学(多くの人は、
それを心理臨床学と呼んだりする)は、世界的にみれば、鎖国状態
のまま、プレモダンの、特異な状態に止まっている。英米圏の臨床
心理学先進国は、エビデンスベイスト・アプローチによって近代化
している。“科学的に”有効性が検証された認知行動療法が既に
天下を取って久しい。日本も開国して、認知行動療法を輸入し、
近代化を急ぐのがよいのだろうか。ただし、認知行動療法は、セルフ
ヘルプを基本とする方法である。要するに非常に自己本位な方法で
ある。果たして日本人の気持ちは、科学的研究になじむのだろうか。
いや、それ以前に、「無我の境地」を理想とする日本人(最近はそう
ではないのかもしれないが)に、自己本位の認知行動療法は、なじむ
のだろうか。

 さらにいえば、英米圏の最先端の臨床心理学は、
エビデンスベイスト・アプローチと社会構成主義との接点を探る、
ポストモダンな動きがかなり強くなっている。認知行動療法と
コミュニティ心理学との協働は、かなり進んできている。
そのようななかで、自己よりも人に気を使い、コミュニティよりも
世間を気にする日本人の問題解決を援助する日本の臨床心理学は、
これからどうなっていくのがよいのだろうか。

 そもそも日本の気持ちは、風のように“たより”ないものかも
しれない(もちろん、グループになると、頼りないどころか、
傍若無人になるので一概にいえないが)。そのような日本人の
気持ちに関わろうとする日本の臨床心理学は、本来、“たより”
ないものなのだろう。威風堂々とする学問ではないのである。
下手に威張ろうとすると、もっと威張りたいグループから反発を
食らうこと必定である。質的心理学を見習って、風のように軽や
かに自由に学問を発展させられないものだろうか。いずれにしろ、
日本の臨床心理学は、プレモダンな鎖国状態からは、そろそろ脱
したほうがよいと思うのだが・・・・

最後に季節の一句。 北風の藪鳴りたわむ月夜かな 杉田久女

……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より 

○「第二回(仮)総会議事録について」

  第二回(仮)総会議事録について、
  閲覧期間を過ぎましたので総会議事録
  として扱います。

○2005年12月14日現在の会員数は515名となりました。

 ただし2004年度に会員になっていただいた方409名中、
 113名の方が会費未納となって おります。
 会費を納入していただけないと、学会誌第5号を
 送付することができません。

 おそれいりますが、お近くの郵便局にて各自で
 払込取扱票をご用意していただき今年 度会費を
 納入していただきますようお願いします。
 今年中に納入していただけない方には催促のメール
 など差し上げることになります。
 今年中の納入を重ねてお願いいたします。

 口座記号番号  00190-7-278471
 加入者名 日本質的心理学会事務局

 一般=8000円
 院生・学生=7000円
(正規の院生・学生であれば、職の有無は問いません。
 研究生・研修生の方は一般で お願いします)

 また、有志の方のご寄付を募ります。学会運営が軌道に
 のるまでご協力お願いします。
 寄付=一口1000円 (可能なら2口以上お願いします)

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

 年の瀬も押し詰まってまいりました。編集委員会の方では、第5号の
編集作業が大 詰めを迎えております。前号のメルマガでは書評特集の
ご紹介をしましたが、一般論 文・特集論文として掲載予定の原稿13本も
出揃いました。特集は“臨床と福祉の実践”で、病弱者、身体障害者、
精神障害者、言語障害者などに関わる実証研究の論考が6本掲載される
運びとなりました。また、一般論文としては、理論的論文、面接や観
察に基づく実証研究論文などを含む7本の掲載が予定されています。
近々詳しい内容 もお知らせできることと思います。今後は年明けに
かけてページの構成や全体の構成作業を行い、来年の3月には完成本
を会員の皆様のお手元にお届け出来る予定です。 ご期待ください。

 また、第6号の原稿締切も近づいてきました。投稿をお考えのかたは、
準備の方よ ろしくお願いいたします。すでにお知らせしております
ように、第6号の特集は“養育・保育・教育の実践”です。
秋田喜代美先生(東京大学)と無藤隆先生(白梅学園大学)が責任編集者
になります。締め切りは2006年3月末です。一般論文も随時受け付けて
おりますが、第6号掲載のためには、やはり3月末までに投稿してください。
なお、新しく入会されて投稿されるおつもりのかたは、1月末までに
学会入会の手続き をとることが投稿資格となっておりますので
ご注意ください。

 それではよいお年をお迎えください。

                (副編集委員長 能智正博)

◆◆◆研究交流委員会より<含:HP更新情報>

■メールフォームに届いたご意見の紹介です

 先日,「四国で質的研究のセミナーがないのでお願いします」という旨のメ
ールを頂戴しました。実は四国に限らず,関東圏,関西圏以外ではセミナーも
大会も実施されておりません。来年度ようやく関東,関西以外の地区で大会が
実施されることとなります。研究交流委員会といたしましても,できる限り関
東,関西以外の地域での質的研究の交流がなされるべきだと考え,今年度より,
(地方優先の)研究会助成事業をスタートさせることとなりました。理想的に
は,セミナーやシンポジウムが全国各地で実施されるべきかと思いますが,現
在の学会規模ではこれ以上の事業拡大は難しいといわざるを得ません。そこで,
現段階としては,地方在住の会員のみなさまに積極的に研究会助成事業を利用
していただき,主体的に交流の場を形成していただけることを期待しておりま
す。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。
                  (研究交流委員会委員長:尾見康博)
 
********************************
*四国地域の会員の皆さま、研究会情報をどんどんお届けください。*
*このメルマガが情報の交差点となりますように。(クッピー)  *
********************************

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 日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップについて
……………………………………………………………………………………………
多文化関係学会組織強化委員会・日本質的心理学会研究交流委員会共催
「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ:12月18日 (土)

 多文化関係学会との共催による、「『文化とこころの相互作用』を探る質的研
究法ワークショップ」が、12月17日(土)に青山学院大学にて開催されました。広
報から開催まで少し時間が短かったこともあり、どれだけの方に参加して頂ける
のか不安もありましたが、結果的には、会場収容人数に近い100名程の参加者が
あり、また多くの方々を交えた大変密度の高い議論が行われるなど、全体として
成功裏に終えることができたと考えております。参加者の皆様および関係の方々
には、この場をお借りして改めて御礼を申しあげます。
 今回のワークショップを振り返って感じることは、参加者が共通の問題意識を
持ち、その解決のためにお互いが異なる知恵を出し合い、そこから全員で何かを
学び取るという、理想的な「協調学習の場」が創り出されたということです。特
に全体討論において、フロアの参加者から、「質的研究の研究結果は偶発的・恣
意的ではないのか」、「研究結果の評価はいかになすべきなのか」といった根本
的な問題提起があり、それが発端となって、登壇者・指定討論者・フロア参加者
が、互いの専門領域や手法の違いを尊重しながら建設的な意見交換を行ったとい
う部分が大変印象的でした。これを可能にした要因としては、(1)参加者の
方々が、「文化現象を捉える道具としての質的研究の可能性」を見極めようとい
う共通の問題意識を持っていたこと、(2)山本登志哉先生をはじめとした登壇
者が、自由な議論を誘発する刺激的な発表を行ったこと、そして(3)多様な視
点での議論が奨励されるアットホームな雰囲気が創り出されたこと、が挙げられ
ると思います。今回のワークショップは2学会共催ということもあり、学問分
野・研究領域も多様な、まさに「多文化」な背景をもつ人々の集りでした。しか
しそのような状況において、「多声性」を尊重しながら「共通の目的」に向うこ
とで、最高の相互作用が生みだされ、それが素晴らしい「協調学習の場」を生み
出すことにつながったという気がいたします。終了後のアンケートにおいて、多
くの方々からワークショップの充実度に対して高い評価をいただいたのも、この
ような「場」が生み出した力によるものであったと考えております。
「文化間対立」に代表されるような複雑なリアリティに挑む研究実践においては、
あらゆる境界を越えて建設的な対話をもつ環境が不可欠であると考えます。今後
も、他学会との共催によるワークショップを積極的に行うことにより、協働によ
るより良い知の構築に結びつけることができればと考えておりますので、引き続
き皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

 

……………………………………………………………………………………………
[クッピーより]

 第17号はいかがでしたか?今年も、あとわずかです。2005年は、
 ニューズレターもあり、あわただしかったですが、会員のみなさまの
 暖かい応援で、何とか切り抜けました。ほんとうに、ありがとう
 ございます。 それでは、良いお年を、お迎えください。

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第17号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 発行日:2005年12月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No.16======================2005/11/20

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.16======================2005/11/20

 クッピーです。今日は、仕事で新幹線の中で書いています。
 窓の外は、すっかり秋ですね。毎年、紅葉が遅くなっている
 と聞きますが(根拠の出展は調べていません)、どうなので
 しょうか? 会員のみなさまは、どのようにお感じになって
 いるでしょうか?

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●日本質的心理学会研究交流委員会のワークショップのご案内
 ○多文化関係学会組織強化委員会・日本質的心理学会研究交流委員会共催
■□■「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ■□■

●第3回日本質的心理学会のご案内

●風に聞く・風を追う:心理学の自由と質的心理学
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介・HPの紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……………………………………………………………………………………………
 日本質的心理学会研究交流委員会のワークショップのご案内
……………………………………………………………………………………………

  ******************************
  * フランス全土に波及した移民による暴動は、日本にとって *
  * 対岸の火事に過ぎないのか?外国人居住者数が現在200 *
  * 万人に達したといわれる日本は、多文化共生の可能性を  *
  * 真摯に模索する時を迎えたといえよう。         *
  *    今、行動する研究者に何ができるのか?      *
  *   グローバル化という時代のうねりが私たちに挑む。  *
  ******************************

多文化関係学会組織強化委員会・日本質的心理学会研究交流委員会共催
■□■「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ■□■

  日本質的心理学会研究交流委員会では、多文化関係学会組織強化委員会
  と共催で、下記の通り、ワークショップを開催します。中国を初めとする
  アジア地域を中心に異文化コミュニケーションやお金をめぐる子どもの生
  活世界を研究されている山本登志哉先生(本学会理事)にご講演いただき
  ます。
  ワークショップには、学会員はもちろん非会員もご参加いただけます。

  文化論、異文化コミュニケーション、文化的アイデンティティなどにご関
  心のある方、あるいは、多文化研究における質的研究法の可能性にご関心
  のある方など、みなさまのご参加をお待ちしています。

 なお、このご案内は文面を変更しない限りにおいて、転送自由です。

■企画趣旨
   
  経済のグローバル化に伴う、ヒト、モノ、カネ、情報のボーダレスな
  流れは、世界の随所においてローカルな文化の変容をもたらしている。
  そしてそれらの文化を基盤として生活する人々のこころのありようも、
  変化を余儀なくされている。このような社会的状況の中で、人々の文
  化的アイデンティティはどのように変わりつつあるのだろうか。
  また、国家間・民族間の歴史的・政治的・経済的対立といったマクロ
  レベルの現象は、個人間の多文化理解・異文化コミュニケーションと
  いうミクロレベルの現象にどのような影響をもたらしているのか。
  さらに、文化的多様性を維持し、異質なものと共生するこころを育むに
  はどのような教育が必要なのだろうか。21世紀を迎えた今、「文化と
  こころの相互作用」の本質を探求することは、人類が取り組まなければ
  ならない最も重要な課題の一つになったと言えるだろう。
  そこで本ワークショップでは、心理学、教育学、コミュニケーション学
  などの立場から、「文化とこころの相互作用」に対して質的にアプローチ
  する際の研究法のあり方を中心に、具体的な議論を進めていく。
  また、文化を研究対象とする上での方法論上の諸問題についても、
  批判的に考察していく。

  日時:2005年12月17日(土) 13:00~17:00(12:30開場)
  場所:青山学院大学青山キャンパス11号館1135教室
  アクセス方法 http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
  キャンパスマップ http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

  開会:
  第1部:13:00-14:10 講演 
     『文化と心は相互作用しない:
      差の文化心理学と構造的ディスコミュニケーション分析』
       講演者:山本登志哉(前橋国際大学)

      14:10-14:30 休憩

  第2部:14:30-17:00 シンポジウム
     『質的研究法は文化にどこまで迫れるか:学際的研究事例を通し
      て』
     話題提供者:
     14:30-14:55 末田清子(青山学院大学)
     14:55-15:20 川崎誠司(東京学芸大学)
     15:20-15:45 呉宣児 (前橋国際大学)
     15:45-16:10 唐澤真弓(東京女子大学)
     16:10-16:40 指定討論
     指定討論者:
     16:10-16:25 山本登志哉
     16:25-16:40 手塚千鶴子(慶應義塾大学国際センター)
     16:40-17:00 全体討論

     司会:抱井尚子

■参加費:無料
■申し込み方法
 申し込みページ(折り返し注意)
   http://ks.kinjo-u.ac.jp/~ghase/cgi-bin/quality/y_mail.cgi?id=workshop2005
   より、メールフォームにてお申し込みください。

■申し込み締め切り  2005年12月17日(土)当日まで受付
   ただし定員(140名)になり次第締め切らせていただきます。
  (定員に達した場合は、学会Webサイトにて、お知らせいたします)

 

……………………………………………………………………………………………
 第3回日本質的心理学会のご案内
……………………………………………………………………………………………

  日程:2006年8月5(土)・6日(日)
  会場:九州大学医学部百年講堂・同窓会館
     福岡市東区馬出3丁目1?1
  大会テーマ:生の質・空間の質・プロフェッションの質

 質的心理学会も第3回目をむかえます。京都でロケットが打ち上げられ、
東京で第二ロケットに点火されて大気圏から出て、今回福岡でお引き受け
することになり、安定軌道への誘導が求められています。これまでの2回で、
質的心理学がめざすもの、方法論として共有できる基本的な考えや概念、
技法、そしてわれわれのプラットホームである「質的心理学研究」に掲載
された論文をもとにしての議論など、学会という場に直接集まり、
face to face のやりとりを交わしながら、共通認識を確かめ、質的心理学の
土壌を耕す経験を重ねてきました。

 京都と東京という二大中心地ではなく、地理的には周縁にある九州で
開かれる第3回大会では、これまでの蓄積をふまえて、メインテーマを
設定することで、この地で開く特色を出す工夫をしたいと思います。
人間の生(ライフ)とその体験の「質」をどのように扱うか、学問的にも
また実践的にもそのことが主題となる心理学だけでなく、看護学、医学、
保健学、老年学、保育学、教育学など、人に関わるプロフェッションが、
生の質をあらためて問い直すことをテーマに掲げています。また、
人が生活する場としての、施設やコミュニティの空間の質についても、
建築学、都市計画、行政学など、それらのデザインに携わる専門家と、
利用者とのあいだをつなぐ践研究のプロフェッションについても議論したい
と思います。

 また、第3回大会では、学会員というユーザーを主体に考えたとき、
学会のもっとも基本的な役割である会員の個人発表の場を設ける予定です。
会期が短いことや、会場の制約にもよりますが、ポスター発表の形式で、
シンポジウムや講演などと平行して、プログラムを組んでいきたいと
考えています。これらの新基軸や、大会の運営自体についても、会員の
少ない地域で開催する事情から、学会員の多くにご協力いただきながらの
大会運営が必要になってきます。学会ホームページを活用したユーザー
参加型の大会運営にしていきたいと思いますので、ご協力よろしく
お願いします。

           第3回大会準備世話人  南 博文(九州大学)

 

……………………………………………………………………………………………
 風に聞く・風を追う:心理学の自由と質的心理学
……………………………………………………………………………………………

 今回のキーパーソンは、渡邊先生です。それでは、よろしくお願いします。

☆☆☆       渡邊 芳之   (帯広畜産大学)   ☆☆☆

 大学院の同級生だった佐藤達哉や後輩の尾見康博といっしょに「心理学の
方法」を問い始めてから、早いものでもう20年近くが経よう としています。
われわれ3人だけでなく、そのころ若い心理学者の多く(一部かも?)が共
有していた問題意識は「どうして心理学はこんなに研究できないことだらけ
なのか」ということでした。

 卒論の指導などを手伝い始めて、学部生が持ってくるテーマを「これはダ
メ」「こんなの研究にならない」と切り分けていくことは、最初のうちは自
分が「心理学のプロ」になった証のようで誇らしかったのですが、しばらく
すると、「どうしてこんなに面白そうなテーマが心理学で 研究できないの
だろう」と不思議に思うようになります。そのころはうまく言葉にできませ
んでしたが、いまの私の言葉でいうなら「どうして方法が研究テーマを選ぶ
のだろう? 研究テーマに合わせて方法を選ぶことはできないのか?」とい
う疑問を持つようになったのです。

 幸いなことにその後の私の心理学者としての人生は、「研究テーマが方法
を選択する」というあたりまえのことが(もともとはあたりまえだったはず
という意味で)再びあたりまえになっていく時代によりそい、ときにはその
時代にわずかながら貢献をする、というものになりました。もちろん「質的
心理学」も、そうした「あたりまえの再生」とともに再評価され、大きなム
ーブメントになってきたものです。

 これまで重視されてきた量的方法にくわえて、質的方法も使えるようにな
ったことで、心理学は以前よりもずっと、テーマや対象に合わせて自由に方
法を選択できるようになりました。心理学がもっと自由になったこと、私に
とっての質的心理学の意味はそれにつきます。その意味では、私は「質的心
理学」が「行動主義心理学」や「認知心理学」のように、方法によって対象
やテーマを限定すると同時に、他の方法や興味を抑圧するようなものにはな
ってほしくありません。

 「質的心理学」は「実験心理学」や「数理心理学」のように心理学がテー
マや対象に応じて選ばれる多彩な方法のひとつと、それを採用した心理学研
究に与えられる名前であるべきで、質的心理学は他の心理学より優れている
とか、従来の心理学と質的心理学は根本的に違う学問であるとかいう考えに
は、私は与したくありません。

 心理学には質的方法より量的方法に適したテーマや対象が依然としてたく
さんあります。ひとりの心理学者が、あるテーマには量的方法を、ある対象
には質的方法をと、自由に使い分けてなにも悩まないような心理学のあり方
が私の理想です。私の理想は実現したでしょうか? あるいはこれから実現
するでしょうか?

 

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 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆◆◆事務局より 

○引き続き第2回(仮)総会の議事録のお知らせ

 第2回(仮)総会の議事録を11月末まで行います。本来の予定は1ヶ月です
が会員の みなさまの便宜を図るため、若干延長いたします。前回ニューズレ
ターの原稿を再度 掲載いたしますので、ご参照のうえ閲覧していただきます
ようお願いいたします。

以下、再掲

 第2回(仮)総会の議事録を日本質的心理学会Webサイトの会員限定ページ
にて公開いたします。ご欠席だった会員のみなさまは是非と もご閲覧くだ
さい。ご意見などある方は事務局までお願いします。一ヶ月の公開の後 に
正式な総会の議事録となります。

  日本質的心理学会Webサイト http://quality.kinjo-u.ac.jp/
公開は10月22日から、ユーザー名 member パスワード q-kaiin

事務局メールアドレス jaqp@shiraume.ac.jp

                     (事務局長 サトウタツヤ)

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○来春刊行の第5号のラインアップがほぼ確定しました。論文は、特集論文
(テーマは、「臨床と福祉の実践」)、一般論文、あわせて10編以上が掲載
さる予定です。質量ともに、これまで以上にリッチな内容になります。ご期
待ください。
 第5号では、書評特集を企画しました。「書評特集」は、第4号で「ワー
ドマップ質的心理学」(新曜社)を集中的にとりあげて好評をいただいたこ
とに力を得て、本号からレギュラー化したものです。「書評特集」は、質的
研究、質的方法に関するテーマを設定、そのテーマに沿って対象書籍を選択
して学会内外の評者に紹介、および、論評を加えてもらうことにしました。
 第5号のテーマは、「ガーゲン社会構成主義の可能性」で、私が担当させ
ていただきました。ご存じの方も多いと思いますが、ガーゲン(K. J. Gergen)
は、社会構成主義の旗頭の一人です。社会 構成主義はメタ理論として質的心
理学研究との接点も深く、ナラティヴ・セラピーを介したつながりもありま
す。最近、相次いで浩瀚な邦訳書が刊行されました。これらの邦訳書につい
て、田垣正晋氏(大阪府立大学・障害者心理学)、辻本昌弘氏(東北大学・
社会心理学)、森岡正芳氏(奈良女子大学・臨床心理学)、浅野智彦氏(東
京学芸大学・社会学)、高木光太郎氏(東京学芸大学・発達心理学)という
多彩な評者の方々が、賛否織り交ぜて多様な読みを展開してくださっていま
す。こちらの方もどうぞご期待ください。

○最後にもう一つご案内です。第6号の特集(「養育・保育・教育の実践」)
の論文投稿締切りは、すでにご案内しています通り2006年3月末です。しかし、
受け付けはすでに開始しております。投稿予定の方は、どうぞふるって、そし
てお早めにご投稿ください。

                   (文責:副編集委員長 矢守克也)

 

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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、毎月の15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
   *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
……………………………………………………………………………………………

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

●○●オーラルヒストリーの会 第9回例会●○●

■日時 2005年12月4日(日)13時~17時
■会場 京都大学大学院人間・環境学研究科棟・地下会議室
     交通案内・マップ
       http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_ys.htm 
        ※時計台の南側のキャンパスです
     参加費は無料です。どなたでもご参加いただけます。
     予約はいりませんので自由に直接会場にお越しください。
■報告(1)第1報告                    
     『生徒指導の語り:中学校教員はなにを体験するのか』    
        松嶋秀明(滋賀県立大学 人間文化学部 専任講師)
          司会 荒川歩(立命館大学人間科学研究所)
    (2)第2報告                
     『障害の意味の長期的変化と短期的変化の比較研究:
        脊髄損傷者のライフストーリーに関する博士論文から』
        田垣正晋(大阪府立大学 人間社会学部社会福祉学科
                            専任講師)
          司会 安田裕子(京都大学教育学研究科)
■懇親会(18時より)
      報告者を囲んで、会場近くで懇親会を予定しております。
   コーディネーター:やまだようこ(京都大学教育学研究科)
    共催:科学研究費プロジェクト
       フィールドの語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法
         http://www.k2.dion.ne.jp/~kokoro/quality/
           ◆◇◆問い合わせ先◆◇◆
          「オーラルヒストリーの会」事務局
    京都大学国際交流センター 蘭研究室
E-mail:araragi@ryu.mbox.media.kyoto-u.ac.jp
    Fax:075-753-2562

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ●○●日本臨床心理身体運動学会第8回大会ご案内●○●

    日時 2005年12月17日(土)、18日(日)
    会場 奈良女子大学(近鉄奈良駅下車徒歩8分)
 ■ワークショップA
   12月17日(土) 9:00-11:30 於:N1103教室
  講師 山中康裕「夢分析と身体性」
 ■ワークショップB
   12月18日(日) 9:00-11:30 於:N1103教室
   講師 岸本寛史「ナラティブ・ベイスト・メディスン」 

 ○ワークショップ参加費
   非会員(一般)各6,000円(両日の場合10,000円)
   非会員(学生)各3,000円(両日の場合5,000円)

 ■公開シンポジウム「わざの伝承ー伝承のわざ」
   12月18日(日) 14:00-16:40
   於:奈良女子大学記念館(重要文化財)
   参加費 :無料(一般来聴歓迎)
   講演実技:春日大社南都楽所楽頭
   シンポジスト:山中康裕、前林清和 他

 【趣旨】日本古来から継承された芸能は、独自の教育システムと
     わざの伝承方法をもっている。全身を使って丸ごと仕込む。
     それが口伝、秘伝で代々伝わり、しかも驚くばかりの高い
     精度で保存される。身体で覚えたことは忘れない。今回
     取りあげた芸能は、古来から春日大社に伝わる雅楽である。
     南都楽所楽頭を務めている笠置侃一氏にお越しいただき、
    「わざの伝承」という観点からお話と実演をいただく。
     わざはテクニックとはちがう。テクニック以上の何かである。
     言語化しにくいこの問題について可能なかぎり接近したい。
     他に心理療法の立場から山中康裕氏、佐川派大東流合気武術
     の立場から前林清和氏、指定討論者としてスポーツ心理学の
     立場から佐久間春夫氏、スポーツカウンセリングの立場から
     中島登代子氏を予定している。おそらくスポーツ分野での
     コーチングに関わるテーマや、心理臨床でのわざの伝達と
     いった独自の教育システムについて連動する話が出てくるで
     あろう。

 ■申し込み・問い合わせ先
  〒630-8506奈良市北魚屋西町 奈良女子大学文学部 森岡研究室内
  日本臨床心理身体運動学会第8回大会実行委員会
  Tel/FAX 0742-20-3256
 大会専用アドレス shinshin@cc.nara-wu.ac.jp

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

■ 献本の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

★出版社からの献本(2004年6月~2005年9月までに事務局が受け取ったもの)

●渡辺恒夫・高石恭子(編)2004 『〈私〉という謎』 新曜社
●秋田喜代美・恒吉僚子・佐藤学(編) 2005 『教育研究のメソドロジー』
                      東京大学出版会
●鯨岡峻 2005 『エピソード記述入門』 東京大学出版会
●宮内洋 2005 『体験と経験のフィールドワーク』 北大路書房

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[クッピーより]

 第16号はいかがでしたか? 次号は、「冬本番ですね」の原稿でも
 さっそく用意するかな? うっ~、寒い。

……………………………………………………………………………………………
 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第16号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 発行日:2005年11月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

日本質的心理学会 メールマガジン No.15 ======================2005/10/20

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
 ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
           〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
           役立つ情報を共有しましょうよ
           〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.15 ======================2005/10/20

 クッピーです。チャーリーとチョコレート工場の興行成績が良いそうですね。
バイオレンス・アクションから、ファンタジーに変わったとの評価もあります
が、お話ということから、質的だ~と、無理やり結びつけてみました(^^;。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●【注目!】 <2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)>

☆日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップのご案内
 ■□■「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ■□■

●風に聞く・風を追う:質の放つ輝き--チョコレートから質的研究まで
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ○○第2回(仮)総会の議事録
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介・HPの紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……………………………………………………………………………………………
【注目!】 <2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)>
……………………………………………………………………………………………

 このたび研究交流委員会では,質的研究の広がりを目的として,研究会開催
の助成 をすることとなりました。

 2005年11月12日~2006年3月31までに開催される研究会(シンポジウム、
ワークショ ップ、講習会等:なお助成研究会は日本質的心理学会研究交流委
員会共催にしてください)が対象です。

 助成金(上限5万円)は、主に旅費などに使っていただけます。「助成」
ですの で、開催費の一部として使用していただいて結構です。

 「遠方から著名な研究者や講演者を呼びたい」「この機会に異領域の研究者
を呼びたい」「院生でお金がないけど研究会を開きたい」と願っているみなさ
んに朗報です。若手、院生のみなさん、地方で研究されているみなさんを初め、
ふるってご応募ください。予定件数にまだ余裕がありますので、今がチャンス
です。〆切は10月31日です。

 →詳しくは、下記「学会より会員のみなさまへ」の中の「研究交流委員会か
ら」
または学会ウェブサイト http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/josei.html
をご覧ください(下記にも記載してあります)。

……………………………………………………………………………………………
 日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップのご案内
……………………………………………………………………………………………

多文化関係学会組織強化委員会・日本質的心理学会研究交流委員会共催
■□■「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ■□■

 日本質的心理学会研究交流委員会では、多文化関係学会組織強化委員会
と共催で、下記の通り、ワークショップを開催します。中国を初めとする
アジア地域を中心に異文化コミュニケーションやお金をめぐる子どもの生活世界
を研究されている山本登志哉先生(本学会理事)にご講演いただきます。
 ワークショップには、学会員はもちろん非会員もご参加いただけます。
文化論、異文化コミュニケーション、文化的アイデンティティなどにご関心の
ある方、あるいは、多文化研究における質的研究法の可能性にご関心のある方
など、みなさまのご参加をお待ちしています。

 なお、このご案内は文面を変更しない限りにおいて、転送自由です。

■企画趣旨
   
 経済のグローバル化に伴う、ヒト、モノ、カネ、情報のボーダレスな流れは、
世界の随所においてローカルな文化の変容をもたらしている。そしてそれらの
文化を基盤として生活する人々のこころのありようも、変化を余儀なくされて
いる。このような社会的状況の中で、人々の文化的アイデンティティはどのよ
うに変わりつつあるのだろうか。また、国家間・民族間の歴史的・政治的・経
済的対立といったマクロレベルの現象は、個人間の多文化理解・異文化コミュ
ニケーションというミクロレベルの現象にどのような影響をもたらしているの
か。さらに、文化的多様性を維持し、異質なものと共生するこころを育むには
どのような教育が必要なのだろうか。21世紀を迎えた今、「文化とこころの相
互作用」の本質を探求することは、人類が取り組まなければならない最も重要
な課題の一つになったと言えるだろう。
 そこで本ワークショップでは、心理学、教育学、コミュニケーション学など
の立場から、「文化とこころの相互作用」に対して質的にアプローチする際の
研究法のあり方を中心に、具体的な議論を進めていく。また、文化を研究対象と
する上での方法論上の諸問題についても、批判的に考察していく。

  日時:2005年12月17日(土) 13:00~17:00(12:30開場)
  場所:青山学院大学青山キャンパス11号館1135教室
     アクセス方法 http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
     キャンパスマップ http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

  開会:
  第1部:13:00-14:10 講演 
          『文化と心は相互作用しない:
           差の文化心理学と構造的ディスコミュニケーション分
析』
       講演者:山本登志哉(前橋国際大学)

      14:10-14:30 休憩

  第2部:14:30-17:00 シンポジウム
      『質的研究法は文化にどこまで迫れるか:学際的研究事例を通し
て』
  話題提供者:
     14:30-14:55 末田清子(青山学院大学)
     14:55-15:20 川崎誠司(東京学芸大学)
     15:20-15:45 呉宣児 (前橋国際大学)
     15:45-16:10 唐澤真弓(東京女子大学)
     16:10-16:40 指定討論
  指定討論者:
     16:10-16:25 山本登志哉
     16:25-16:40 手塚千鶴子(慶應義塾大学国際センター)
     16:40-17:00 全体討論

  司会:抱井尚子

■参加費:無料
■申し込み方法
 申し込みページ
 http://ks.kinjo-u.ac.jp/~ghase/cgi-bin/quality/y_mail.cgi?id=workshop2005
より、メールフォームにてお申し込みください。

■申し込み締め切り  2005年12月17日(土)当日まで受付
     ただし定員(140名)になり次第締め切らせていただきます。
    (定員に達した場合は、学会Webサイトにて、お知らせいたします)

……………………………………………………………………………………………
 風に聞く・風を追う:質の放つ輝き--チョコレートから質的研究まで
……………………………………………………………………………………………

☆☆☆    斉藤こずゑ   (國學院大學)  ☆☆☆

 最近、いろいろな状況で、「質の良し悪し」「質の高低」はどうして
感じられるのか気にかかっています。具体的には、食べ物の材質
(個人的にはチョコレート)、布地や革などマテリアルの質、宝石の質、
各種製造品の質、デジタル写真の画質、美術品の質、骨董品の質、サー
ビスの質、医療の質、養育・教育の質、生活の質、声質、質的研究のデ
ータの質、質的研究方法自体の質、さらにはそれによる研究論文の質、
などなど。

 それぞれの質の良し悪しは、対象となるものが作り出されるときの
「資源(時間、費用、労力)」や「希少性」などの経済的条件によって
左右される面もあるのでしょうが、他方で、対象となるものの放つ「内
在する価値」の輝きとして感じられる質の良し悪しがあって、私たちの
側には、直感的にその質の良し悪しを判断するなんらかの基準があるよ
うに思われます。その基準は、何を対象にした質の判断基準かによって、
人によって持ち合わせていたりいなかったりするのでしょうか?あるい
は、同じ対象でも質の判断基準は一つとは限らないのでしょうか?さら
に、その基準はその対象を扱う文化的経験の産物なのでしょうか、ある
いは個人の持ち前の資質なのでしょうか?

 フィールドワークをしていて「面白い」エピソードに出会った時、
私たちには自分の感じる面白さの原因を探る余裕などなく、その判断基
準が文化的産物なのか自分の資質なのかなどは全く不問にして、エピソ
ードのもつ質の輝きに引き寄せられるように、そこに「内在する価値」
を面白いと判断し感じ取っているように思います。この判断が「時間や
労力」をかけた観察だからといった、エピソードの外の経済的理由に左
右されていないことは確かでしょう。もっとも、その観察条件では珍し
いエピソードだといった「希少性」ならば、この判断にいくらかは貢献
しているかもしれません。

 その後、このエピソードデータを研究論文の素材にしようとする場合、
素材の質をそのまま活かした論文にすることが必ずしも容易でないのは
不思議なことです。素材に手を加えることで素材の質を損なうことは、
似たようなことが様々な人為的場面で起こり得ます。私たちは、一方で
素材の放つ質の輝きを感じ取れるからこそ、他方でその素材を損なう人
為を自覚してしまい、それにも拘わらずそれを避けられないといった矛
盾に出会い、その度に叱咤されます。もっとも、幸いにも、素材の良さ
をそのままに、あるいはそれ以上に活かした人為ももちろん可能でしょ
う。そのような場合は、質的心理学研究としても質の良い輝きを放つに
違いありません。

 人々の行為の質を扱う質的研究自体が、その質の良し悪しを問われる
対象となることから逃れられないのならば、その研究の質は、論文生産
の経済原理をも含めたどのような判断基準で価値判断されうるのかにつ
いて、質的に把握することが必要となるように思われます。そして、
その判断基準が文化的経験の産物になりうるのならば、質的研究の質を
高めるために、質の分かる人を育てる、自己、他者教育へと、応用して
いくことも可能になるはずです。

    
……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆◆◆事務局より 

○第2回(仮)総会の議事録

 第2回(仮)総会の議事録を日本質的心理学会Webサイトの会員限定ページにて
  公開いたします。ご欠席だった会員のみなさまは是非と もご閲覧ください。
  ご意見などある方は事務局までお願いします。
一ヶ月の公開の後 に正式な総会の議事録となります。

  日本質的心理学会Webサイト http://quality.kinjo-u.ac.jp/
公開は10月22日から、ユーザー名 member パスワード q-kaiin

事務局メールアドレス jaqp@shiraume.ac.jp

                (事務局長 サトウタツヤ)

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○第5巻の発刊にむけて現在編集作業を行っています。一般投稿論文は随時、
第6号の特集「養育・保育・教育の実践」は、3月末締め切りで受け付けてお
ります。
 どうぞふるってご投稿ください。なお、論文を投稿される際には、学会員
となっておられることが条件となります。非学会員の方は学会入会手続き後
に論文をご投稿ください。
 また修正再審査論文の再投稿受付期間は1年間以内、その後に投稿された場
合は新規投稿扱いとなります。本学会誌は、現状では年1号の出版ですので、
基本的にはその年度に掲載可能性があるかないかという実際的な判断をできる
だけ早く行い、あいまいなグレーゾーンの判断を減らす方針で行っています。
したがって、ご研究のテーマや内容が非常に興味深くチャレンジングで高く評
価される場合にも、論文作成の仕方などが不十分な場合は再審査となる場合が
あります。一回の投稿で研究意図が他者に十分に伝わるとは限りません。質的
研究は新しい分野です。 新しい発想は多かれ少なかれ,困難を抱えたり,荒っ
ぽい部分を含んだり,他者に理解されにくかったりするものです。
 これまでに再審査コメントを受け取られた方もポジティヴに受け取って,ご
研究に建設的に生かし,“再び修正稿や新たな論文を投稿してくださることを
期待いたします。

                     (副編集委員長:秋田喜代美)

◆◆◆研究交流委員会より<含:HP更新情報>

2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)

 このたび研究交流委員会では,大学及びその他の研究機関の少ない地方への質
的研究の広がりを目的として,研究費の助成をすることとなりました。
応募要件は以下の通りです。申請は,申し込みフォーム
http://quality.kinjo-u.ac.jp/~quality/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=
kyousai (折り返し注意)
を利用してください。〆切は10月31日です。ふるってご応募ください。

1 助成対象は,質的研究に関する研究会とする。
2 研究会が主催し,日本質的心理学会研究交流委員会が共催する形の
  シンポジウム,ワークショップ,講習会など(以下,企画物)を
  年度内に開催することとする。*
3 研究会の代表者は,本学会会員であることとする。
4 企画物の登壇者には,本学会会員が一名以上含まれていることとする。
5 すでに活動している研究会も,新規に活動を開始する研究会も共に応募でき
  るものとする。
6 助成金は,企画物の終了後に,会計報告及び領収書に従って支給されるもの
  とする。**
7 助成する研究会は研究交流委員会の審査により決定されることとする。
8 研究者や大学の数の少ない地方,学際性の高い研究会を優先的に助成するこ
  ととする。
9 助成金は,主として企画物における遠方からの登壇者の旅費に充てることと
  する。登壇者の旅費が助成額の上限を超える場合も申請可能である。
10 他学会や21世紀COEプログラムなどの外部資金から経済的援助を得てい
  る研究会は,応募できないこととする。
11 企画物の広報は,本学会メールマガジンおよびウェブサイトを通じて会員に
  周知することとする。
12 企画物の広報の際には,「日本質的心理学会研究交流委員会」が後援してい
  る旨を記載することとする。
13 企画物の終了後速やかに,下記宛先に報告書を提出することとする。***

* 2005年度については,2005年11月12日から2006年3月31までに実施される必要
  がある。
** 2005年度の助成額の上限は\50,000とする。
** 報告書について
 A4用紙一枚程度に,企画物を中心とした研究会の活動報告(企画物について
 は,参加人数を含む),及び会計報告を記載してください。書式は問いません。
 航空運賃や宿泊費などについては,領収書を添付してください。
 報告書はプリントアウトした上で,領収書と共に,
  「〒150-8366 東京都渋谷区渋谷 4-4-25 青山学院女子短期大学
   菅野幸恵」まで郵送してください。

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
   *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

□第三回 質的心理学研究 講演会・検討会

日時:2005年11月5日(土)14時00分~18時00分
場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館 プロジェクト研究会室303・304

アクセスマップ
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/
キャンパスガイド
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/campus/kinu.html

■14時00分~15時00分 第一部 質的研究講演会
 
  司会者:名古屋大学 今尾真弓 氏
  講演者:椙山女学園大学 宮川充司 氏
      「熊野観心十界曼荼羅(図)に読む中近世の生涯発達観」

■15時00分~18時00分 第二部 質的研究検討会
 
  発表者:
  ◇木戸彩恵 氏(立命館大学 文学研究科)
    「日本人女子学生の化粧行動とその変遷
       ~複線径路・等至性モデルを用いて~」
  ◇藤原こずえ 氏(立命館大学 応用人間科学研究科 臨床心理学領域)
      「女性のアイデンティティに関する研究(仮)
  ◇椿野洋美 氏(立命館大学 応用人間科学研究科 臨床心理学領域)
      「生涯発達における老年期の課題についての一考察
       私小説家 耕治人(こうはると)の生涯から」
  (なお、発表順序には変更があります)
  コメンテーター:椙山女学園大学 宮川充司 氏
          武蔵野大学   谷口明子 氏
         愛媛大学    苅田知則 氏

■18時00分~ 懇親会

 企画:サトウタツヤ(立命館大学文学部)
 世話人:荒川歩(立命館大学人間科学研究所)
     安田裕子(京都大学教育学研究科)

主催:立命館大学人間科学研究所
企画:臨床人間科学オープンリサーチセンター
   (研究法開発チーム:代表 サトウタツヤ)
   科研費プロジェクト「語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法」
    研究会 (代表 やまだようこ)

                           (安田裕子)

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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  京大発達教育講演会(国際講演会)のお知らせ

  講演者:Dagmar Strohmeierさん(ウィーン大学心理学部・教育心理学)
 演題:「オーストリアの学校の子ども社会
                :多文化学級のいじめと人種差別」
   Social Relationships in Multicultural School Classes in Austria
  : the Case of Bullying and Racist Victimization
                     
 日時:2005年11月30日(水) 17時-18時半
 場所:京都大学大学院教育学研究科 第2講義室
  (〒606-8501 京都市左京区吉田本町 Tel:075-753-3092
                  バス:京大正門前下車徒歩数分)
 交通案内・マップ http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm
 講演は英語で行われます。参加費は無料です。
 どなたでもご参加いただけます。
 予約はいりませんので自由に直接会場にお越しください。
        
  企画者:やまだようこ(京都大学大学院教育学研究科)
主催:京都大学21COE心理学連合
共催:京都大学大学院教育学研究科発達教育研究室
科学研究費プロジェクト フィールドの語りをとらえる
                質的心理学の研究法と教育法
   問い合わせ:develop@www.educ.kyoto-u.ac.jp

                           (安田裕子)

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[クッピーより]

 第15号はいかがでしたか?
 風に聞く・風を追う:質の放つ輝きのチョコレートに、無理やり結びつけた
 イントロの文章だったと思われた方・・・、ご名答です。

 チャーリーは、
 http://wwws.warnerbros.co.jp/movies/chocolatefactory/
 です。

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第15号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 発行日:2005年10月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No.15 ======================2005/10/20

 

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.15 ======================2005/10/20

 クッピーです。チャーリーとチョコレート工場の興行成績が良いそうですね。
バイオレンス・アクションから、ファンタジーに変わったとの評価もあります
が、お話ということから、質的だ~と、無理やり結びつけてみました(^^;。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●【注目!】 <2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)>

☆日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップのご案内
 ■□■「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ■□■

●風に聞く・風を追う:質の放つ輝き--チョコレートから質的研究まで
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ○○第2回(仮)総会の議事録
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介・HPの紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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【注目!】 <2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)>
……………………………………………………………………………………………

 このたび研究交流委員会では,質的研究の広がりを目的として,研究会開催
の助成 をすることとなりました。

 2005年11月12日~2006年3月31までに開催される研究会(シンポジウム、
ワークショ ップ、講習会等:なお助成研究会は日本質的心理学会研究交流委
員会共催にしてください)が対象です。

 助成金(上限5万円)は、主に旅費などに使っていただけます。「助成」
ですの で、開催費の一部として使用していただいて結構です。

 「遠方から著名な研究者や講演者を呼びたい」「この機会に異領域の研究者
を呼びたい」「院生でお金がないけど研究会を開きたい」と願っているみなさ
んに朗報です。若手、院生のみなさん、地方で研究されているみなさんを初め、
ふるってご応募ください。予定件数にまだ余裕がありますので、今がチャンス
です。〆切は10月31日です。

 →詳しくは、下記「学会より会員のみなさまへ」の中の「研究交流委員会か
ら」
または学会ウェブサイト http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaqp/josei.html
をご覧ください(下記にも記載してあります)。

……………………………………………………………………………………………
 日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップのご案内
……………………………………………………………………………………………

多文化関係学会組織強化委員会・日本質的心理学会研究交流委員会共催
■□■「文化とこころの相互作用」を探る質的研究法ワークショップ■□■

 日本質的心理学会研究交流委員会では、多文化関係学会組織強化委員会
と共催で、下記の通り、ワークショップを開催します。中国を初めとする
アジア地域を中心に異文化コミュニケーションやお金をめぐる子どもの生活世界
を研究されている山本登志哉先生(本学会理事)にご講演いただきます。
 ワークショップには、学会員はもちろん非会員もご参加いただけます。
文化論、異文化コミュニケーション、文化的アイデンティティなどにご関心の
ある方、あるいは、多文化研究における質的研究法の可能性にご関心のある方
など、みなさまのご参加をお待ちしています。

 なお、このご案内は文面を変更しない限りにおいて、転送自由です。

■企画趣旨
   
 経済のグローバル化に伴う、ヒト、モノ、カネ、情報のボーダレスな流れは、
世界の随所においてローカルな文化の変容をもたらしている。そしてそれらの
文化を基盤として生活する人々のこころのありようも、変化を余儀なくされて
いる。このような社会的状況の中で、人々の文化的アイデンティティはどのよ
うに変わりつつあるのだろうか。また、国家間・民族間の歴史的・政治的・経
済的対立といったマクロレベルの現象は、個人間の多文化理解・異文化コミュ
ニケーションというミクロレベルの現象にどのような影響をもたらしているの
か。さらに、文化的多様性を維持し、異質なものと共生するこころを育むには
どのような教育が必要なのだろうか。21世紀を迎えた今、「文化とこころの相
互作用」の本質を探求することは、人類が取り組まなければならない最も重要
な課題の一つになったと言えるだろう。
 そこで本ワークショップでは、心理学、教育学、コミュニケーション学など
の立場から、「文化とこころの相互作用」に対して質的にアプローチする際の
研究法のあり方を中心に、具体的な議論を進めていく。また、文化を研究対象と
する上での方法論上の諸問題についても、批判的に考察していく。

  日時:2005年12月17日(土) 13:00~17:00(12:30開場)
  場所:青山学院大学青山キャンパス11号館1135教室
     アクセス方法 http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
     キャンパスマップ http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

  開会:
  第1部:13:00-14:10 講演 
          『文化と心は相互作用しない:
           差の文化心理学と構造的ディスコミュニケーション分
析』
       講演者:山本登志哉(前橋国際大学)

      14:10-14:30 休憩

  第2部:14:30-17:00 シンポジウム
      『質的研究法は文化にどこまで迫れるか:学際的研究事例を通し
て』
  話題提供者:
     14:30-14:55 末田清子(青山学院大学)
     14:55-15:20 川崎誠司(東京学芸大学)
     15:20-15:45 呉宣児 (前橋国際大学)
     15:45-16:10 唐澤真弓(東京女子大学)
     16:10-16:40 指定討論
  指定討論者:
     16:10-16:25 山本登志哉
     16:25-16:40 手塚千鶴子(慶應義塾大学国際センター)
     16:40-17:00 全体討論

  司会:抱井尚子

■参加費:無料
■申し込み方法
 申し込みページ
 http://ks.kinjo-u.ac.jp/~ghase/cgi-bin/quality/y_mail.cgi?id=workshop2005
より、メールフォームにてお申し込みください。

■申し込み締め切り  2005年12月17日(土)当日まで受付
     ただし定員(140名)になり次第締め切らせていただきます。
    (定員に達した場合は、学会Webサイトにて、お知らせいたします)

……………………………………………………………………………………………
 風に聞く・風を追う:質の放つ輝き--チョコレートから質的研究まで
……………………………………………………………………………………………

☆☆☆    斉藤こずゑ   (國學院大學)  ☆☆☆

 最近、いろいろな状況で、「質の良し悪し」「質の高低」はどうして
感じられるのか気にかかっています。具体的には、食べ物の材質
(個人的にはチョコレート)、布地や革などマテリアルの質、宝石の質、
各種製造品の質、デジタル写真の画質、美術品の質、骨董品の質、サー
ビスの質、医療の質、養育・教育の質、生活の質、声質、質的研究のデ
ータの質、質的研究方法自体の質、さらにはそれによる研究論文の質、
などなど。

 それぞれの質の良し悪しは、対象となるものが作り出されるときの
「資源(時間、費用、労力)」や「希少性」などの経済的条件によって
左右される面もあるのでしょうが、他方で、対象となるものの放つ「内
在する価値」の輝きとして感じられる質の良し悪しがあって、私たちの
側には、直感的にその質の良し悪しを判断するなんらかの基準があるよ
うに思われます。その基準は、何を対象にした質の判断基準かによって、
人によって持ち合わせていたりいなかったりするのでしょうか?あるい
は、同じ対象でも質の判断基準は一つとは限らないのでしょうか?さら
に、その基準はその対象を扱う文化的経験の産物なのでしょうか、ある
いは個人の持ち前の資質なのでしょうか?

 フィールドワークをしていて「面白い」エピソードに出会った時、
私たちには自分の感じる面白さの原因を探る余裕などなく、その判断基
準が文化的産物なのか自分の資質なのかなどは全く不問にして、エピソ
ードのもつ質の輝きに引き寄せられるように、そこに「内在する価値」
を面白いと判断し感じ取っているように思います。この判断が「時間や
労力」をかけた観察だからといった、エピソードの外の経済的理由に左
右されていないことは確かでしょう。もっとも、その観察条件では珍し
いエピソードだといった「希少性」ならば、この判断にいくらかは貢献
しているかもしれません。

 その後、このエピソードデータを研究論文の素材にしようとする場合、
素材の質をそのまま活かした論文にすることが必ずしも容易でないのは
不思議なことです。素材に手を加えることで素材の質を損なうことは、
似たようなことが様々な人為的場面で起こり得ます。私たちは、一方で
素材の放つ質の輝きを感じ取れるからこそ、他方でその素材を損なう人
為を自覚してしまい、それにも拘わらずそれを避けられないといった矛
盾に出会い、その度に叱咤されます。もっとも、幸いにも、素材の良さ
をそのままに、あるいはそれ以上に活かした人為ももちろん可能でしょ
う。そのような場合は、質的心理学研究としても質の良い輝きを放つに
違いありません。

 人々の行為の質を扱う質的研究自体が、その質の良し悪しを問われる
対象となることから逃れられないのならば、その研究の質は、論文生産
の経済原理をも含めたどのような判断基準で価値判断されうるのかにつ
いて、質的に把握することが必要となるように思われます。そして、
その判断基準が文化的経験の産物になりうるのならば、質的研究の質を
高めるために、質の分かる人を育てる、自己、他者教育へと、応用して
いくことも可能になるはずです。

    
……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆◆◆事務局より 

○第2回(仮)総会の議事録

 第2回(仮)総会の議事録を日本質的心理学会Webサイトの会員限定ページにて
  公開いたします。ご欠席だった会員のみなさまは是非と もご閲覧ください。
  ご意見などある方は事務局までお願いします。
一ヶ月の公開の後 に正式な総会の議事録となります。

  日本質的心理学会Webサイト http://quality.kinjo-u.ac.jp/
公開は10月22日から、ユーザー名 member パスワード q-kaiin

事務局メールアドレス jaqp@shiraume.ac.jp

                (事務局長 サトウタツヤ)

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○第5巻の発刊にむけて現在編集作業を行っています。一般投稿論文は随時、
第6号の特集「養育・保育・教育の実践」は、3月末締め切りで受け付けてお
ります。
 どうぞふるってご投稿ください。なお、論文を投稿される際には、学会員
となっておられることが条件となります。非学会員の方は学会入会手続き後
に論文をご投稿ください。
 また修正再審査論文の再投稿受付期間は1年間以内、その後に投稿された場
合は新規投稿扱いとなります。本学会誌は、現状では年1号の出版ですので、
基本的にはその年度に掲載可能性があるかないかという実際的な判断をできる
だけ早く行い、あいまいなグレーゾーンの判断を減らす方針で行っています。
したがって、ご研究のテーマや内容が非常に興味深くチャレンジングで高く評
価される場合にも、論文作成の仕方などが不十分な場合は再審査となる場合が
あります。一回の投稿で研究意図が他者に十分に伝わるとは限りません。質的
研究は新しい分野です。 新しい発想は多かれ少なかれ,困難を抱えたり,荒っ
ぽい部分を含んだり,他者に理解されにくかったりするものです。
 これまでに再審査コメントを受け取られた方もポジティヴに受け取って,ご
研究に建設的に生かし,“再び修正稿や新たな論文を投稿してくださることを
期待いたします。

                     (副編集委員長:秋田喜代美)

◆◆◆研究交流委員会より<含:HP更新情報>

2005年度 質的研究の研究会に対する助成事業(募集)

 このたび研究交流委員会では,大学及びその他の研究機関の少ない地方への質
的研究の広がりを目的として,研究費の助成をすることとなりました。
応募要件は以下の通りです。申請は,申し込みフォーム
http://quality.kinjo-u.ac.jp/~quality/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=
kyousai (折り返し注意)
を利用してください。〆切は10月31日です。ふるってご応募ください。

1 助成対象は,質的研究に関する研究会とする。
2 研究会が主催し,日本質的心理学会研究交流委員会が共催する形の
  シンポジウム,ワークショップ,講習会など(以下,企画物)を
  年度内に開催することとする。*
3 研究会の代表者は,本学会会員であることとする。
4 企画物の登壇者には,本学会会員が一名以上含まれていることとする。
5 すでに活動している研究会も,新規に活動を開始する研究会も共に応募でき
  るものとする。
6 助成金は,企画物の終了後に,会計報告及び領収書に従って支給されるもの
  とする。**
7 助成する研究会は研究交流委員会の審査により決定されることとする。
8 研究者や大学の数の少ない地方,学際性の高い研究会を優先的に助成するこ
  ととする。
9 助成金は,主として企画物における遠方からの登壇者の旅費に充てることと
  する。登壇者の旅費が助成額の上限を超える場合も申請可能である。
10 他学会や21世紀COEプログラムなどの外部資金から経済的援助を得てい
  る研究会は,応募できないこととする。
11 企画物の広報は,本学会メールマガジンおよびウェブサイトを通じて会員に
  周知することとする。
12 企画物の広報の際には,「日本質的心理学会研究交流委員会」が後援してい
  る旨を記載することとする。
13 企画物の終了後速やかに,下記宛先に報告書を提出することとする。***

* 2005年度については,2005年11月12日から2006年3月31までに実施される必要
  がある。
** 2005年度の助成額の上限は\50,000とする。
** 報告書について
 A4用紙一枚程度に,企画物を中心とした研究会の活動報告(企画物について
 は,参加人数を含む),及び会計報告を記載してください。書式は問いません。
 航空運賃や宿泊費などについては,領収書を添付してください。
 報告書はプリントアウトした上で,領収書と共に,
  「〒150-8366 東京都渋谷区渋谷 4-4-25 青山学院女子短期大学
   菅野幸恵」まで郵送してください。

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
   *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

□第三回 質的心理学研究 講演会・検討会

日時:2005年11月5日(土)14時00分~18時00分
場所:立命館大学衣笠キャンパス 創思館 プロジェクト研究会室303・304

アクセスマップ
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/
キャンパスガイド
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/campus/kinu.html

■14時00分~15時00分 第一部 質的研究講演会
 
  司会者:名古屋大学 今尾真弓 氏
  講演者:椙山女学園大学 宮川充司 氏
      「熊野観心十界曼荼羅(図)に読む中近世の生涯発達観」

■15時00分~18時00分 第二部 質的研究検討会
 
  発表者:
  ◇木戸彩恵 氏(立命館大学 文学研究科)
    「日本人女子学生の化粧行動とその変遷
       ~複線径路・等至性モデルを用いて~」
  ◇藤原こずえ 氏(立命館大学 応用人間科学研究科 臨床心理学領域)
      「女性のアイデンティティに関する研究(仮)
  ◇椿野洋美 氏(立命館大学 応用人間科学研究科 臨床心理学領域)
      「生涯発達における老年期の課題についての一考察
       私小説家 耕治人(こうはると)の生涯から」
  (なお、発表順序には変更があります)
  コメンテーター:椙山女学園大学 宮川充司 氏
          武蔵野大学   谷口明子 氏
         愛媛大学    苅田知則 氏

■18時00分~ 懇親会

 企画:サトウタツヤ(立命館大学文学部)
 世話人:荒川歩(立命館大学人間科学研究所)
     安田裕子(京都大学教育学研究科)

主催:立命館大学人間科学研究所
企画:臨床人間科学オープンリサーチセンター
   (研究法開発チーム:代表 サトウタツヤ)
   科研費プロジェクト「語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法」
    研究会 (代表 やまだようこ)

                           (安田裕子)

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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  京大発達教育講演会(国際講演会)のお知らせ

  講演者:Dagmar Strohmeierさん(ウィーン大学心理学部・教育心理学)
 演題:「オーストリアの学校の子ども社会
                :多文化学級のいじめと人種差別」
   Social Relationships in Multicultural School Classes in Austria
  : the Case of Bullying and Racist Victimization
                     
 日時:2005年11月30日(水) 17時-18時半
 場所:京都大学大学院教育学研究科 第2講義室
  (〒606-8501 京都市左京区吉田本町 Tel:075-753-3092
                  バス:京大正門前下車徒歩数分)
 交通案内・マップ http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm
 講演は英語で行われます。参加費は無料です。
 どなたでもご参加いただけます。
 予約はいりませんので自由に直接会場にお越しください。
        
  企画者:やまだようこ(京都大学大学院教育学研究科)
主催:京都大学21COE心理学連合
共催:京都大学大学院教育学研究科発達教育研究室
科学研究費プロジェクト フィールドの語りをとらえる
                質的心理学の研究法と教育法
   問い合わせ:develop@www.educ.kyoto-u.ac.jp

                           (安田裕子)

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[クッピーより]

 第15号はいかがでしたか?
 風に聞く・風を追う:質の放つ輝きのチョコレートに、無理やり結びつけた
 イントロの文章だったと思われた方・・・、ご名答です。

 チャーリーは、
 http://wwws.warnerbros.co.jp/movies/chocolatefactory/
 です。

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第15号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 発行日:2005年10月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No.13 ======================2005/ 8/20

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.13 ======================2005/ 8/20

 クッピーです。残暑が厳しい毎日が続いています。バテバテクッピーも
 なんとか毎日をしのいでいます。いよいよ、第2回大会も近づいてきて、
 スタッフの皆さまも、大変だと思います。しかし、大会は、スタッフのみ
 で作るのではなく、会員全員で作りあげるものだと思って、活発な意見を
 お願いします。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●特集:日本質的心理学会第2回大会・周辺レポ
●風に聞く・風を追う:問題と方法の関係の中から 無藤 隆先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介・Webサイトの紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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日本質的心理学会第2回大会
……………………………………………………………………………………………

 日本質的心理学会第2回大会まであと約3週間弱となりました。

 第2回大会は、“語り”をメイン・テーマとして、9月8日午後1時から
9日夕方までの1日半、東京大学本郷キャンパスにて行われます。招待講演1本、
大会シンポジウム1本、準備委員会企画シンポジウム6本、研究交流委員会
企画シンポジウム2本、会員からの自主シンポジウム4本が予定されています。
招待講演、大会シンポジウムは以下の通りです。

◆招待講演  9月8日(木)15:15~17:00
 “NARRATIVE SELVES IN A WORLD OF STORIES”
  会 場:医学部教育研究棟14階鉄門記念講堂
  講演者:Arthur W. Frank(University of Calgary, Canada)

◆大会シンポジウム 9月9日(金)9:30~12:00
 “〈語り〉を聴き取る/〈語り〉を伝える:シークエンス分析の実践論”
  会 場:安田講堂

 他のプログラムの詳細は、近々Eメールにてお届けする大会第3号通信、
あるいは大会ホームページ
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~kakita/shitsuteki2.html )をご覧下さい。
 なお、大会当日参加費は、一般会員6,000円、学生会員3,000円となって
おります(アブストラクト集代を含む)。
 
みなさま、どうぞふるってご参加くださいますようお願いいたします。
準備委員一同、ご参加をお待ちいたしております。

  第2回質的心理学会大会委員長 秋田喜代美

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昨年秋に大ヒットした「京都の中心で質的心理学を叫ぶ」に続き、第2弾、
今年秋公開の話題作「いま、学びにゆきます」!!!

     今日はそのスタッフであるK子とJ子が、
     ロケ地「東京大学本郷キャンパス」
     周辺を紹介します(???)。

 「お盆も過ぎたし、そろそろ涼しい風が吹く頃かしら」という期待を
かき消すように、東大構内ではまだまだ蝉の大合唱が聞こえております。
その声に合わせながら、質的心理学会第二回大会にみなさまをお迎えす
べく、私達も準備の大合唱をしているところです。〆(._.)メモメモ 
(/_・)/コレヨロシク (@_@)ウーン‥

 本日は皆様に、東京大学本郷キャンパスとその周辺について、少し
御紹介したいと思います。

 まずは、なんと言っても豊かな緑の風景です。アスファルトの照り返
しが厳しい都会ではありますが、キャンパス内の安田講堂前の芝生や
三四郎池などでは、のんびりとした雰囲気に誘われ、外から散歩に訪れる
人もたくさんいます。みなさまも、会場内を移動する際に、立ち寄られて
はいかがでしょうか。構内を歩くだけでも気持ちがよいですし、少し足を
延ばせば、湯島天神や上野の森公園、小石川植物園などもあります。

 それから、腹が減ってはなんとやら…。学びのためには、美味しいごはん
も必要です。私達スタッフも、本郷キャンパス周辺のさまざまな飲食店で、
日々力をつけております。暑さを吹き飛ばしてくれるカレー屋、ボリューム
満点の洋食屋、ランチタイムはお手頃値段の高級和食料理店、こだわり
コーヒーで一息つける喫茶店、珍しい北欧風餃子が食べられるお店……。
もちろん、キャンパス内にも、学生のお財布に優しい学食や、ちょっと
リッチな気分が味わえる学士会館のレストランなどがあります。美味しい
ご飯をみなさまにもご賞味いただきたく、大会当日、詳しい「飲食マップ」
をご用意いたしますので、参考にしていただければ幸いです。

 昨年の第1回大会は、今年の大会委員長である秋田喜代美先生もびっくり
されたほど大盛況でした。今年もたくさんの方々にお越しいただけることを
期待し、引き続き準備に励みたいと思います。みなさまのお越しを心より
お待ち申し上げます。m(_ _)m m(_ _)m

          (準備委員会スタッフ 院生 藤田慶子・箕輪潤子)

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 風に聞く・風を追う:問題と方法の関係の中から
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 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、今回の「語り」は、メールマガジン1周年記念として、
 無藤 隆先生です。

☆☆☆       無藤 隆    (白梅学園大学)    ☆☆☆

 質的研究を主導してきた研究者の方々にとって、その方法は、自分なりの問題
に出会いつつ、その問題の気になるところに通じていく道をいかにして開こうか
と苦心しているところで、発見したり、発明してきたもののようです。学会があ
り、テキストが出版されてくれば、それは、今度は学部や大学院で教育されるも
のになっていき、多くのメニューから選び出すものとして受け取られていきます。
確かに、それが時代の進歩であると同時に、研究を高度化する手だてになってい
きます。諸外国の研究も、今や同時代的に情報を交換し、学び合う時代になって
きました。

 その交流や教育はさらに進めなければならないと思います。ですが、質的方法
を自分の問題に適用し、資料を集め、論文にまとめていこうとしたとき、マニュ
アル通りに進まないことにすぐに気がつくと思います。自動的な手順としての方
法論があるわけではないからです。ある種の指針といったところを越えるような
明確なものがあるとも思えません。

 その上、質的方法とは、方法に対して問題を優先するのだという決意から始ま
るのではないでしょうか。漠然とであれ、解明したい何かがあるのです。そして、
それにふさわしいであろう方法論を模索していくのです。その内に、いわゆる方
法論キットから、「あ、これがよさそうだ、これを使おう」となるかもしれませ
ん。あるいは、何となく試みているものがキット上では「・・・法」となってい
るのを見出したということもあるでしょう。

 質的方法論では、問題は、現場に関わることを通して見出し、立ち現れてくる
ことだという意見があります。それは正しいと思いますが、もう少し正確に言え
ば、研究者側の問題意識と現場で出会うことの関係の中に、問題が変貌し、詳細
化していくということだと思います。漠然としたものが具体化し、当初思ってい
たことが転換し、ひねりを加えられる。気になるささやかなことが大きな問題群
の一部となっていく。

 問題の変貌に立ち会いつつ、手探りし、手作りしつつ、道具箱を探して、自分
なりのものに作り替えるあたりに、質的方法論の要点があるのではないでしょう
か。
 
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 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より 

○会費納入率速報!現在67%!

◇事務局よりお知らせとお願いです。
  既会員の会費納入率は67%。つまり、3人にひとりは払っていただいて
 いないことになります。気になっているアナタ、すぐにお支払いをお願
 いします。学会の活動は学会費によって支えられています。また、学会費
 をお支払いいただかないと学会誌(『質的心理学研究』)を送付すること
 ができません。

 とはいえ、今年度の新会員として64名の方をお迎えすることができ、
 この方々の納入率(100%)を合算すると、全体では71%の納入率になって
 います。

 会員数は現在480名ほど。500名の大台突破も間近です。第2回大会時
 には達成できるかもしれません。

 

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

 酷暑という言葉にふさわしい日が続いておりますが、
会員のみなさまはいかがおすごしでしょうか。

編集委員会では、夏休みのこの期間にも第5号の編集作業を少しずつ進めて
おります。投稿していただきました会員のみなさまどうもありがとうござい
ました。査読結果が修正掲載となっておりました方々は、比較的時間がとれる
と思われるこの時期に修正していただければと思います。修正再審査という
査読結果の方々についても、なるべく早く修正して再投稿していただければ、
5号に間に合う可能性が高くなります。また、編集委員海外出張などのため
査読が遅れているものが一部ありますが、間もなくお手元に届くかと思い
ますので、いましばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

第6号以降の特集論文・一般論文の原稿執筆を考えておられるかたも
いらっしゃるのではないかと思います。これまでも何度かアナウンスして
おりますが、第6号(2006年3月末原稿締め切り)の特集は、「養育・保育・
教育の実践」(秋田喜代美・無藤 隆 責任編集)で、第7号(2007年3月末
原稿締め切り)の特集は、「バフチンの対話理論と質的研究」(茂呂雄二・
やまだようこ 責任編集)です。各号における一般論文の締め切りも同時期
になります。関心のおありになるかたは、準備を進めていただければと
思います。締め切りは決まっておりますが、原稿は随時受け付けております
ので、早めに投稿していただくことは可能です。よろしくお願いいたします。

質的心理学会第2回大会(9月8・9日、@東京大学)も近づいております。
大会の場でみなさまにお会いできることを楽しみにしております。

(副編集委員長 能智正博)

 

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     Webサイトに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
     *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード 
q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
……………………………………………………………………………………………

 

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◇アーサー・フランク「病いと語り」講演会・シンポジウムのお知らせ◇

 9月4日にアーサー・フランク教授(「傷ついた物語の語り手:身体・
病い・倫理」などの著者)を迎えて、講演会とシンポジウムを行ないます。
ご興味をお持ちの方は、ご予約(必須・人数限定)のうえ、ご来場ください。

■日時 2005年9月4日(日)15時から
■場所 立命館大学 衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム 
■参加 無料
■参加方法
●予約サイトから http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/frank/
●ファクスから  075-465-1987までファックスにて、参加者氏名・
ご所属・電話番号・ファクス番号・レセプションへの]
参加の有無を記入のうえ、お申し込みください。
  なお、こちらから折り返し、予約番号をご連絡いたします。予約番号の発行
をもって、申し込みの完了とさせていただきます。
 どちらの申し込み方法とも、参加者が160名を越えた時点で、申し込みを
締め切らせていただきます。

◆第1部:講演会
  Arthur Frank(Calgary大学)
    「病いと語り(仮題)」
               日本語解説=三田地まみ
◆第2部:シンポジウム
 話題提供
田垣正晋(大阪府立大学社会福祉学部)
今尾真弓(名古屋大学医学部保健学科)
川口有美子(NPO法人さくら会・日本ALS協会・立命館大学大学院)
 指定討論
  Arthur Frank・小島康次(北海学園大学)

■主催 日本学術振興会 人文・社会科学振興のためのプロジェクト事業の
「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト(代表:サトウタツヤ)
■共催 科研費プロジェクト「語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法」
(代表・やまだようこ)
■後援 日本質的心理学会
■詳細ウェブ・申し込み専用フォーム
   http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/frank/

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[クッピーより]

 第13号はいかがでしたか?大会前と夏休みで、バタバタとしたなかで、
みなさまに、原稿をお願いしています。今後ともよろしくお願いします。

                 創刊1周年を記念して

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第13号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 発行日:2005年8月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No.12 ======================2005/7/20

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
 ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
           〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
           役立つ情報を共有しましょうよ
           〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.12 ======================2005/7/20

 クッピーです。豪雨かと思えば、熱中症の報告ありで、たいへんな
状況ですね。体の体調だけでなく、心のリフレッシュも、お忘れなく!
クッピーは、早くも夏バテ・・・かな。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●風に聞く・風を追う:「見えない世界へのまなざしを共に生きること」
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ○会務委員会(時限付)設置のお知らせ。
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介・HPの紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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 風に聞く・風を追う:「見えない世界へのまなざしを共に生きること」
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 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、今回の「語り」は、山本先生です。

☆☆☆   山本 登志哉先生    (共愛学園前橋国際大学)  ☆☆☆

 今私がやっているメインの仕事は、この学会の参加者で言えばサトウタツヤ
さんや呉宣児さんたちとやっている日中韓越お小遣い国際共同研究ですけれど、
専門が発達心理学で障害を持った子どもとのつきあいもぼちぼちあったことが
ご縁で、子どもや知的障害者の証言や供述を分析するという、法心理学の
お仕事にも少し携わっています(これもサトウさんや齊藤さんとご一緒ですね。
まあ世界の狭いこと)。
 証言や供述というのはなんらかの事件についての社会的な語りということに
なるわけですけれど、それを分析すると言っても、もともとの事件は言って
みれば歴史的な事象で、二度と起こらないわけです。原事象にはアクセスでき
ないということが前提。そして手元にある証言・供述といった語りのみをほぼ
唯一のデータとして分析を進めることになります。
 一般的な語りの研究であれば、既に明確に研究者が把握している原事象と
それについての語りの変化を分析したり、あるいは原事象は無視して語り方
そのものの分析をしたりすることになるでしょうけれど、供述分析という作業は
そのどちらでもありません。原事象は私たちは原則として把握しておらず、
しかもそれは語り方の研究ではなく、原事象との対応関係についての研究なの
です。もちろん語り方は重要な分析対象なのですが、そこで問題になるのは
その中にある種の彼岸として立ち現れる原事象へのまなざしであり、そして
そこを通して浮かび上がる彼岸としての原事象それ自体なのですね。
 今手がけている知的障害者が被告となった殺人事件では、その語りが激しく
乱れます。取調官から「原事象」を語ることを迫られ続け、彼のまなざしは
混乱し続ける。その混乱ぶりを示すことでその供述の信用性に注意を喚起する
こと自体はそれほど困難な作業ではありませんし、それを私たちは今やろうと
していますけれど、その中でもうひとつ私が気になり続けていることがあります。
それはその混乱の中で彼が何を必死で実現しようともがいているのか。彼の語り
の中で彼自身はどのように生きようとしているのか。そんなことでしょうか。
原事象とそれがどうつながるか、まだうまく私の中では整理できませんけれど。
 お小遣い研究でも、お金をめぐって子どもやその周囲の大人たちがどう
「生きようとしているのか」に興味を持っているのですが、その意味で私は
現実の世界での人の「生き様」に、強い関心を持ち続けているのかも知れません。 

 

    
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 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆理事会報告 (事務局長)

会務委員会(時限付)設置のお知らせ。

   2005年4月に行われた理事会ならびに常任理事会の承認を経て、
  会務委員会を設置することになりました。会則その他の整備を
  通じて学会活動を円滑にするためのルール作りを行うための、
  いわば黒衣(くろこ)のような役割を担います。
   委員会の構成は事務局サイドから3名(理事長・事務局長・
  事務担当)が入り、このほかに会員から4名の先生方に委員就任
  をご快諾いただきました。メンバ(順不同・敬称略)は下記7名です。
   常設の委員会ではなく、時限をきって活動をする予定です。
  とりあえずの活動目標は3年目に行われる学会選挙規定作りです。

  会務委員会のメンバ
    宮川充司(椙山女学園大学)
    谷口明子(武蔵野大学)
    苅田知則(愛媛大学) 
    宮内 洋(高崎健康福祉大学短期大学部)
    無藤隆(白梅学園大学学長)
    佐久間路子(白梅学園短大)
    サトウタツヤ(立命館大学)

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

 梅雨末期特有の不順な天候が続いています。渇水対策本部と災害対策本部が
同居した自治体すらあったようです。会員の皆様には、お変わりありませんか。

 来年3月刊行予定の第5号については、「臨床と福祉の実践」の特集論文に
引き続き、5月末には、一般論文の投稿が締め切られました。特集論文、
一般論文とも非常に多くの投稿をいただきました。質的研究の盛り上がりと
「質的心理学研究」への期待の大きさを編集委員一同ひしひしと感じています。

 7月1日時点での投稿状況について簡単にご報告します。投稿総数は44本です。
うち新規投稿は32本(特集10本、一般22本)、再投稿が12本(すべて一般論文)です。

 

 次に、審査状況です。「 掲載決定」が5本(特集0本、一般5本)、「 掲載
見送り決定」が6本(特集4本、一般2本)、「審査中」が33本です。
「審査中」の内訳は、審査者による「査読中」が28本(特集3本、一般25本)、
著者による「改稿中」が5本(特集3本、一般2本)となっています。

 目下、編集委員一同、厳正かつ迅速をモットーに審査にあたっています。
審査結果が未着の方、今しばらくお待ち下さいますようお願い申し上げます。

 最後に、「質的心理学研究規約」について、特にご注意いただきたい点に
ついてアナウンスいたします。まず、投稿論文の第1著者は本学会員に限られ
ています(規約8条)。次に、本年6月1日の規約改定で、論文本文の枚数は、
表題・著者名・要約・アブストラクト・引用文献を除き400字詰め原稿用紙で
8枚から80枚まで(図表・注・付記も上記の枚数に含む)(規約12条)と定め
られました。ご投稿の際は、以上2点を含め、「質的心理学研究規約」をご熟読
くださいますようお願い申し上げます。なお、規約について詳しくは、
本学会Webサイト( http://quality.kinjo-u.ac.jp/ )をご参照下さい。

 9月8-9日は、いよいよ、第2回大会@東京大学です。大会委員長の
秋田喜代美先生をはじめ準備委員会の皆さまが大変熱心に企画・準備くださって
います。ふるって参加して質的心理学会を盛り上げていきましょう。

(副編集委員長 矢守克也)

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■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、Webページの定期チェックをお願いします。
     *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード 
q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

===質的研究会、ならびに講演会のお知らせ===

●日時 2005年7月23日(土) 13時00分~17時30分
●場所 立命館大学衣笠キャンパス 創思館 
コアプロジェクト室403・404号
アクセス方法 
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/kinu_l.html

■第一部:13時~15時 講演会
司会:愛媛大学 苅田知則氏
講演者:
◇高崎健康福祉大学短期大学部 宮内洋氏
  「ひとり語り-社会調査・フィールドワークの〈舞台裏〉-」
◇武蔵野大学 谷口明子氏
  「エスノグラフィック・リサーチのプロセス
    ~フィールド・エントリーから仮説生成へたどりつくまで~」
■第二部:15時~17時30分 質的研究検討会
発表者:
◇立命館大学 応用人間科学研究科 臨床心理領域 藤原こずえ氏
 「女性のアイデンティティ発達に関する研究(仮)」
◇立命館大学 応用人間科学研究科 臨床心理領域  椿野洋美氏
 「生涯発達における他者の意味についての一考察
        -私小説家 耕治人(こうはると)の生涯から-」
◇立命館大学 文学研究科 木戸彩恵氏
 「アメリカ在住の日本人留学生の化粧行動変容について
        -KJ法及び複線径路等至点モデルを用いた分析から-」
コメンテーター:
   宮川充司氏(椙山女学園大学)
   宮内 洋氏(高崎健康福祉大学短期大学部)
   谷口明子氏(武蔵野大学)
   苅田知則氏(愛媛大学)
■第三部:18時~ 懇親会
◆企画  サトウタツヤ(立命館大学文学部)
◆世話役 安田裕子(京都大学教育学研究科)
主催:立命館大学人間科学研究所学術フロンティア
「理論方法歴史サブプロジェクト」
    (代表・サトウタツヤ)
共催:科学研究費「語りをとらえる質的心理学」研究会
    (代表・やまだようこ)
後援:ボトムアップ人間関係論の構築プロジェクト
    (代表・サトウタツヤ)

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

京都大学・21世紀COE・特別講演会

  講演者:木下 康仁 先生
     (立教大学社会学部教授・同学部長)
  演 題:他者の老い-エイジングとケアの文化生成試論
  日 時:8月3日(水)17:00~18:30
  場 所:京都大学百周年時計台記念館・国際交流ホールⅠ
    (〒606-8501 京都市左京区吉田本町 Tel:075-753-3092
              バス:京大正門前下車徒歩数分)
http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map1r.htm

■講演要旨:
老い(エイジング)とはその人に帰属する現象でありながらその人自身
では完結できず、それゆえに個人の問題であると同時に他者との関係的
問題でもある。元気な段階から最終的には死に至るまで、そして死を
含んだものとしての老いの自然的なプロセスは、高齢社会において、
社会的に分断されて読みとられてきたのではないか。一方には、老年期を
生きる近代的個人としての高齢者像がおかれ、社会参加や生き甲斐の
文脈で語られている。その対極にあるのが老衰者像で、これは老年末期の
高齢者像に重なるが、他者によるケアに身を委ねなければならない高齢者
で、医療や福祉、介護の対象として議論される。しかしこのように二つに
大きく分断されることによって、老いの自然的プロセスをトータルに理解
することが難しくなり、高齢者を社会的に不安定な存在にしている。
人口の高齢化は近代産業社会の偉大な恩恵なのだが、その逆説は老いの
自然的プロセスの分断であり、その非連続性をもう一度連続したものに
回復する作業が必要なのではないか。この意味で、老いはわれわれに
とって新たに発見されるべきものとなったと言えよう。しかもこれは、
老いを生きる個人の問題としてではなく、老いの共同的問題の位相における
課題であり、したがって、文・u梔サの問題である。

■講演者紹介:
木下康仁(きのしたやすひと)先生は、立教大学社会学部社会学科
ご卒業後、University of California, San FranciscoでPh.D.を取得
されています。
ご専門はエイジングとケアの社会学、社会老年学、福祉社会論、医療社会学、
質的研究方法論と実に幅広く、特に修正版グラウンデッド・セオリー・
アプローチの第一人者として、精力的にご活躍されております。先生の
代表的なご著書としては、以下を始め、多数ございます。
==================================
『老人ケアの人間学』医学書院,1993
『ケアと老いの祝福』勁草書房,1997
『グラウンデッド・セオリー・アプローチ:質的実証研究の再生』
 弘文堂,1999
『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践:質的研究への誘い』
 弘文堂, 2003
==================================
     企画者:やまだようこ・遠藤利彦(京都大学大学院教育学研究科)
     主催:21世紀COE京都大学心理学連合
     共催:京都大学教育学研究科発達教育研究室
        科学研究費プロジェクト フィールドの語りをとらえる
        質的心理学の研究法と教育法

問い合わせ: develop@www.educ.kyoto-u.ac.jp
どなたでもご参加いただけます。
直接会場にお越しください。
参加費無料です。

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◇◆◇ 第3回「奈良フォーク・サイコロジー研究会」のご案内 ◆◇◆

 本研究会(世話人:麻生武、森岡正芳、浜田寿美男)は、フィールド実践
やナラテ ィブに現れる生活世界の捉え方や解釈、また「質的、記述的」研究
の公共性を問う研 究会です。
 今回は、エスノメソドロジーの第一人者である山田富秋さんをお迎えして、
会全体として<事実>のみえ方、語り方について考えます。
 <事実>は社会的関係に埋めこまれているのか、それとも実存として捉え
るのか。「事実デアル」「事実ガアル」-「事実とする」「事実とされる」の
はざまをどう感 じ、ゆれ動くのか、<事実>観そのものに迫ります。果たし
て、その時の私たちの行為は、「議論」という<事実>なのでしょうか。
社会的構成主義の先へ歩を進めてみませんか。
 当日の夜は、奈良の新風物詩「燈火会」
 http://www.toukae.jp/index.html 
が開催されます。研究会への参加を兼ねて、奈良のご散策はいかがですか。

◆ 日時: 2005年8月6日(土)午後1時30分~5時
◆ 場所: 奈良女子大学文学部南棟1階S115室(近鉄奈良駅下車徒歩6分、
正門\入り左手の建物)
 ◆ 内容
   1.〔研究発表〕
      山 田 富 秋 さん(松山大学)
     「科学的事実と常識とのあいだ: シュッツとガーフィンケルの
      視点から考える」
 2.〔世話人による公開討論〕
  浜田 寿美男 × 森岡 正芳 × 麻生 武(奈良女子大学)
   「<事実>とは何か: “デアル” と “とする”のはざまで」
 ◆ 会費: 500円
 ◆ 参加申し込み
  下記事項をご記入の上、事務局までEメールかFaxにてお申し込みください。
  (会場設営の都合ですので、当日ご欠席されても会費はいただきません)
 (1)参加申し込みフォーム
   Subject冒頭に「奈良FP研究会」と記載してください。
    本文 1)氏名:   2)連絡先(Eメールアドレスor Fax番号)   

 

       3)所属機関(学生の方は学年): 4)専門分野:    
       5)次回以降のご案内について:メールでの配信希望の有無
        (希望者には1年間程度、研究会のご案内をメール配信します)
 (2)申し込み・問い合わせ先:
      研究会事務局(奈良女子大学文学部本山研究室) 
      E-mail: re-moto@mbk.nifty.com / Fax:0742-20-3092
 ◆研究会Web site http://www5e.biglobe.ne.jp/~mottonet/folk-psychology.htm

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■ 雑誌の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

日本生態心理学会の会誌「生態心理学研究」
第2巻第1号が発刊されました。目次を下記に掲載します。
本会誌をご希望の方は生態心理学会事務局
jsep@hotmail.co.jp
までお問い合わせ下さい。

■生態心理学研究Vol. 2, No. 1, 2005目次■
【巻頭言】 (岡田美智男)
【研究論文】
・生態心理学から見た言語の意味: とくに自己知覚に着目して
   (本多 啓)
  ・ダイナミックタッチにおける学習過程の分析: 紐の長さを知覚する
   課題を題材として(柴田 寛)
  ・成人片麻痺者における間隙通過可能性についての知覚と歩行の
   発達:“実効π”を利用した評価(豊田 平介・三嶋 博之・古山 宣洋)
  ・生態学的な行為システムとしての行為調整機構に関する構成論
   的研究(李 銘義・岡田 美智男・足立 紀彦)
 
 【特集:幽霊も機械もいらない】
  ・Michael T. Turvey 教授,Claudia Carello 教授による共同講演会:
   イントロダクション(古山宣洋・三嶋博之)
  ・筋感覚の物理学と心理学(Claudia Carello (訳: 廣瀬 直哉))
  ・21 世紀の脳と行動の理論:幽霊も機械もいらない(Michael T. Turvey
  (訳: 工藤 和俊))
 【会報 / 編集後記】

 

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[クッピーより]

 第12号はいかがでしたか?第2回大会も近づいてきましたね。
 今回は、東京なのですが、ビジネスホテルのご予約は?
 有名どころは、以下の2つでしょうか?
 他にも、便利サイトあれば、紹介してください。

 旅の窓口・楽天トラベル http://travel.rakuten.co.jp/
 ベストリザーブ      http://www.bestrsv.com/

 
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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第12号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
 発行日:2005年7月20日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No.11 ======================2005/6/21

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.11 ======================2005/6/21

 クッピーです。みなさまは、「奇跡のピアニスト」をみられましたで
しょうか?いろいろな曲があるのですね。また、左手だけで、メロディーと
伴奏まで、片手とは思えない演奏でした。
 クッピーは、年末津波の起こる1週間前にスリランカから日本に帰国して、
災害に遭いませんでしたが、スリランカの津波被災の様子について、1月1日
に、援助に行かれた方から講演で聞きました。
 医療の援助は、最初の数日がもっとも大切で、その時は、道路が寸断されて
いるので、重機(ブルドーザーなど)が必要だそうです。もちろん、
その後のケアーは、これからも重要とのことでした。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●第2回大会の予約参加について ~締切近づく~
●風に聞く・風を追う:伊藤哲司先生(茨城大学)
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・ホームページの紹介

 【近日開催!】○第20回日本保健医療行動科学会学術大会
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 <第2回大会の予約参加について>
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 今すぐ申し込みを! ~締切近づく~
 第2回大会の予約参加は、6月30日(木)までです。
 詳しくは、下記の 第2回大会準備委員会よりをご参照ください。
 振込みと、Webサイト(ホームページ)よりの参加受付がありますので、
 ご注意ください。
 

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 風に聞く・風を追う:スマトラ沖地震の津波被災地を歩いて
……………………………………………………………………………………………

 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、今回の「語り」は、伊藤哲司先生です。

☆☆☆    伊藤哲司先生 (茨城大学人文学部)   ☆☆☆

 今年3月上旬、海岸工学などを専門とする学内の同僚たちに誘われて、
タイのプーケットを訪れた。2004年12月26日にスマトラ沖で発生した
巨大地震による津波が襲った地域だ。
 私が訪れたプーケット周辺の海岸は津波の爪痕がまだ生々しく残り、
人口約4000人のナムケム村という漁村では、約半数が犠牲になったと聞いた。
しかしその村の人々が暮らしている仮設住宅では、身内に犠牲者が出た
という人でさえ、津波当日の大変な様子を、ときにユーモアさえ交えながら
穏和な表情で私に語って聞かせてくれたのだった。近くの学校では、
アポなしで行ったにもかかわらず、私が子どもたちに話を聞くことを校長は
二つ返事で了解してくれた。子どもたちも、「津波のとき?走って逃げたよー。
みんな泣いてて怖かった」などと言いつつ、その表情はけっして暗くなかった。
 6月に同地域を再訪した。再会した校長が「津波で親を亡くした子どもは、
様々な支援で経済的に進学が保障されたりして、もうみな落ち着いています」
と言い切ったのにはさすがに驚いた。仮設住宅では、ますます生活感が漂い、
舗装されていない土の路地で子どもたちがビー玉遊びに興じ、それを優しく
見つめる大人たちがいた。もともとこの地域の人々は、こうして隣近所支え
合いながら生きてきたのだ。その長屋の仮設住宅の風景は、幼少時代の私に
とっての身近な風景そのものでもあった。
 現在日本では、大災害や大事故が起きると、そこに巻き込まれた人たちに
対する「心のケア」の必要性が叫ばれる。津波被害関連の記述があるインタ
ーネットの日本語サイトを覗くと、「PTSD」や「心のケア」といった言葉が
いくつも見つかる。「今回の津波では、助かった人でもPTSDに悩まされて
いる人が大勢いるのではないか」といった思い込みによるものと見られる
記述も多い。
 振り返ってみれば日本でも、1995年の阪神・淡路大震災や地下鉄サリン
事件の以前には、「心のケア」といった言葉はほとんど耳にしなかった。
現在、「大災害・大事故 → PTSD → 心のケア」というように思考が
疑いもなく進んでしまうのは、一部の心理学者とマスコミの責任だろう。
PTSDといった問題を考える際は、地域共同体のあり方など社会文化的な
背景をもっと考慮せねばなるまい。
 現場をしっかりと、自分も関わりながら見ていくこと
――そこに根ざして物事を考えていかなければ、従来型の量的研究を
批判的に捉え返して行われている質的研究が、本当に力を発揮する
ということもないだろう。私自身は今年中にもう一度、プーケット近くの
ナムケム村に足を運んでみるつもりでいる。

    
……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆◆◆事務局より 

今年度の学会費の納入はお済みでしょうか?
学会の運営はみなさまの会費で成り立っております。
 ご納入の程、よろしくお願いします。

振込み口座は下記となっております。

口座記号番号  00190-7-278471
加入者名 日本質的心理学会事務局

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

 5月31日に一般論文の締め切りがありました。
第5号には、特集論文も含めて31本の投稿をいただきました。
編集委員によって現在査読が進行中です。なお5号への掲載
が既に決定している 論文(前号からの継続審査により「掲載」
となった論文)が現時点で5本です。「質的心理学研究」は、
常時新規投稿を受け付けております(6号特集と一般論文投稿の
締め切りは平成18年3月31日です)。6月1日からは投稿の枚数等
規約が改訂されその規約に則った論文を受け付けております。
学会Webサイト http://quality.kinjo-u.ac.jp/ で確認の上、
ご投稿ください。
               (副編集委員長 秋田喜代美)

◆◆◆研究交流委員会より<含:HP更新情報>

○現在、ニューズレターの校正・印刷の途中です。もうしばらく、
いたしましたら、ニューズレター創刊号が、お手元に届くと思います。
読まれて、ご意見・ご要望等ありましたら、ぜひ、研究交流委員会まで
お願いします。

◆◆◆【質的心理学会第2回大会準備委員会より】

日本質的心理学会第2回大会(2005年9月8日午後~9日)まで
あと3ヶ月を切 り、準備委員会では、プログラムのとりまとめや
会場の細かな設定など準備を進めております。
 新たに決まりました初日の自主シンポの内容等の情報は、間もなく
お送りします、「第2回大会第2号通信」に掲載されておりますので、
ご確認ください。 
 さて、6月1日より第2回大会の参加申し込み受付が始まっていま
すが、当日参加 の場合よりも予約参加費はかなり低く設定されている
ということもありますので、会 員のみなさまには、なるべく予約参加
申し込みをしていただければと考えております。
 予約参加の手続きの詳細は、第2回大会ホームページをご覧下さい。
アドレスは以 下の通りです。

   http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~kakita/shitsuteki2.html 

 予約参加手続きの締め切りは、6月30日(木)になっております。
お間違えのなきようお早めに予約をお願いします。

 

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
    *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワードq-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
……………………………………………………………………………………………

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

第20回日本保健医療行動科学会学術大会

  テーマ:健康と病いの語りとコンテキスト
  日 時:2005年6月25日(土)・26日(日)
  大会長:楡木満生(立正大学教授)
  場 所:立正大学(〒141-8602 東京都品川区大橋4-2-16;地図)
      <交通案内>1.JR 大崎駅、JR・都営地下鉄浅草線
              五反田駅から徒歩7分
            2.東急池上線 大崎広小路駅から徒歩3分

  参加費:会員4000円 非会員4500円 学生3000円 
      1日コース非会員3000円
      ※郵便振替にて、下記の口座に事前にお振込みください。
       (当日も受け付けております。)
       口座番号:00160-7-427050 
       口座名:日本保健医療行動科学会大会
  懇親会:一般5000円(会員・非会員) 学生2500円

  実行委員会事務局:第20回日本保健医療行動科学会大会事務局
           〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16 立正大学 
           Tel/Fax 03-5487-3296(楡木研究室直通)
           実行委員長:楡木満生(にれぎみつき)
  問い合わせ先:日本保健医療行動科学会事務局
           〒272-0021 千葉県市川市八幡2-6-18-501   
           Tel: (047)332-0726 Fax:(047)332-5631

  HPをご参照下さい   http://homepage1.nifty.com/jahbs/

 

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■ ホームページの紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 

【フィールドの語りをとらえる質的心理学の研究法と教育法】

  http://www.k2.dion.ne.jp/~kokoro/quality/

 次の4つの問題に対して、ナラティヴ(語り・物語)アプローチを中心とした
 質的心理学の研究方法と教育方法を実践的に整備し体系化するための実践的な
 アクション・リサーチを行うためのホームページです。

 質的心理学の研究方法A:現場(フィールド)において、
             語りをどのようにとらえるか。(平成16年度)
 質的心理学の研究方法B:語りデータをどのように分析し、
             論文にまとめるか。(平成17年度)
 質的心理学の教育方法A:現場(フィールド)で語りをとらえる実習を
             どのように教えるか。 (平成18年度)
 質的心理学の教育方法B:質的心理学の基礎とは何か、
             どのように体系的に講義するか。 (平成19年度)

 

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[クッピーより]

 第11号はいかがでしたか?現在、ニューズレターの校正・印刷中ですが、
なんとニューズレターにも、クッピーが登場します。ご期待を(^^)!

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第11号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
発行日:2005年6月21日
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
  【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
●メールマガジンに掲載する研究会等の情報やアイデアを募集しております。
情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
( http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info )
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No10======================2005/5/21

日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No10======================2005/5/21

 クッピーです。サツキが咲き乱れていますが、気がつくとツツジが咲き
始めています。季節の変わり目に、風邪をひきやすいので、今年も注意
しなきゃと思っています。皆さまは、いかがでしょうか?

 それと、今回「風」のコーナーで紹介のあった、館野泉さんの演奏活動が、
 22日午後2時からTBS系で「奇跡のピアニスト」として放送されるようです。
 タイムリーな話題で、クッピーもびっくりです。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●風に聞く・風を追う:「風のしるし」という作品から
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
  ○第7号特集「バフチンの対話理論と質的研究」
  ○第2回大会準備委員会からのお知らせ
  など
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介

  5月28日開催! 理論心理学・心理学の哲学・合同研究会(第7回)

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 風に聞く・風を追う:「風のしるし」という作品から
……………………………………………………………………………………………

☆☆☆   佐藤公治  (北海道大学大学院教育学研究科)  ☆☆☆

 「風に聞く、風を追う」というコーナー名から私が連想した一枚のCDが
あります。「風のしるし」というタイトルで館野泉のピアノ演奏が納められ
ているものです。このCDの副題には「左手のためのピアノ作品集」という
タイトルもつけられています。館野さんは北欧のフィンランドを活動の拠点
にして幅広く活躍している人で知られていますが、2002年の1月の演奏
会で脳溢血で倒れ、一命は取り留めたものの、ピアニストとしては致命的と
言ってよい右手の麻痺が残ってしまうという大変な試練を受けてしまいます。
その後左手で引く作品がいくつかあることを息子でヴァイオリニストのヤンネ
さんから知らされ、再起を果たされているのですが、その演奏を納めたものが
このCDという訳です。
 いささか長々とした紹介になってしまっていますが、「風のしるし」はこ
ちらも日本を代表する作曲家の間宮芳生さんが館野さんに献呈した作品です。
ここでの風はアメリカ先住民族ナヴァホの神話で出てくる風の神のことで、
地上の生を作りだしたのはまさにこの風の神であり、人の中にもこの風が吹
き続けているという訳です。館野さんのCDの演奏はとても左手だけで引い
たとは思えないほど表情豊かに、まさに聴く者の体の中に吹き続ける風を感
じさせてくれるものです。館野さんはむしろ左手であるからこそ豊かな世界
を表現できることに気付かされたと言います。
 私たちは「風」をどのようにとらえ、表現したらよいでしょうか?たくさ
んの表現手段を手に入れることだけでそれは可能なのだろうか?むしろ、
素朴に、表現する手段が限定されたときにこそ、本質をみることができるの
ではないだろうか、そのようなことを反省的に考えたりします。実践の現場
では私たちにフィールドの風を感じ、それを自分の身体の中に吹く風として
捉えることを求めてきます。あるいはその風を表現していく時にはその人の
思想が否応なしに出てきてしまいます。逆に思想のないフィールド研究ほど
空しいものはないとも言えます。フィールドとの対話やそこでの思索なしの
「お話し」は空しいのです。風を感じようとする風土も大事かもしれません。
館野さんという大きな芸術家を生んだフィンランドという地についても思い
巡らしたりします。私は北海道とも気候が似たフィンランドが好きです。
それは気候だけでなくまさに人が織りなす風土なのでしょう。あるいは風を
感じるためには年齢や時間も大切かも知れません。フィールド研究、質的研
究を豊かにするためには時間とそこでゆっくり流れる風を大切にしていきた
いものです。

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 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より 

今年度の学会費の納入はお済みでしょうか?

2005年5月12日現在の会費納入率は48%です。
みなさまよろしくお願いします。

振込み口座は下記となっております。

口座記号番号  00190-7-278471
加入者名 日本質的心理学会事務局

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

編集委員会より

 よい季節となりました。会員の皆様はいかがおすごしでしょうか。
 3月末に締め切りました第5号特集「臨床と福祉の実践」には予想以上
の数の投稿がありました。力作をお寄せくださった皆様どうもありがとう
ございました。現在、審査が進行中で、結果は追ってお知らせすることに
なると思います。また、一般論文締め切りが5月末に迫っておりますので、
準備されている方は、締め切りに遅れないように投稿してくださいますよ
うお願いします。

 さて、4月中旬に編集会議が開かれ今後の方針などが話し合われたので
すが、その際に決まったことから、3件ほど会員の皆様にお知らせがあり
ます。

1)規約の一部変更
 既にホームページには掲載しておりますが、投稿の際に参照していただく
規約の一部が変更となりました。もっとも重要な変更は、制限枚数が、
「表題・著者名・要約・アブストラクト・引用文献を除き400字詰め原稿用
紙で8枚から80枚まで」になった点です。ただしこれは2005年6月1日施行
ですので、第5号の原稿については、従来の規定が適用されます。詳細は、
学会ホームページ( http://quality.kinjo-u.ac.jp/ )をご覧ください。

2)第6号特集責任編集者の追加 
 既にお知らせしておりますように、第6号の特集は「養育・保育・教育の
実践」ですが、秋田喜代美先生(東京大学)に加えて無藤隆先生(白梅学園
大学)が責任編集者になりました。なお、特集の内容紹介は以前このメルマ
ガでもご紹介しましたし、また、「質的心理学研究」第4号の巻末や学会ホ
ームページにも記載されておりますので、そちらをご覧ください。締め切り
は2006年3月末です。

3)第7号特集の決定
 同じ会議において、第7号の特集が、「バフチンの対話理論と質的研究」
に決まりました。責任編集は、茂呂雄二先生(筑波大学)とやまだようこ先
生(京都大学)です。内容の詳細は、やはり学会ホームページに掲載されて
おりますのでそちらをご覧ください。原稿締め切りは2007年3月末が予定さ
れています。関心のある方は、準備の方をよろしくお願いします。

                      (副編集委員長 能智正博)

「質的心理学研究」 第7号特集「バフチンの対話理論と質的研究」
   
 責任担当  茂呂雄二・やまだようこ
    特集投稿締め切り 2007年3月末

 質的研究をさらに先に進めようとするものにとって、ミハイル・バフチン
の対話理論は、尽きることのないアイディアの源泉となる。バフチンの用意
した概念は、質的な思考を展開するための跳躍板ともなるだろう。そればか
りか、バフチンの返答が論争相手との間に構成する相互関係は、それぞれの
質的研究者が自分の立脚点を見極めるための方位測定グリッドとしても機能
するだろう。
バフチンのテクストからは、さまざまの質的概念を取り出すこともできる
だろうし、質的研究がたえず振り返るべき根本的なプロブレマティークも提
供される。たとえば法則定立的研究や論理実証主義へのアルタナティブを指
向する質的研究にとって、行為の一回性あるいは出来事性は、第一級の問題
ともいえる。たとえばバフチン初期の、行為の哲学や応答責任論は、出来事
への参与として心を理解する視座を提供するだろう。
多くの質的研究は、談話行為や会話過程など、日常実践としての言語を直
接の記述対象とすることが多いから、バフチンの言語論に関する作品群は、
この実践としての言語を解剖するためのさまざまの概念的道具を提供する。
特に対話的声の概念は、私たちの日常の談話実践をテクストそしてインター
テクストとして理解することを可能にする。
 文化理論としてのバフチンのカーニバル論やポリフォニー論も、アイディア
の宝庫であり、他者性や多様性を存在の前提とせざるを得ない、類的人間と
しての私たちの実存が浮かび上がる。異質で多様な声のプールから立ち上がる、
その人らしさあるいはその人であること(リーチノスチ)は、主体や主体の
アイデンティティーには回収できない豊かさを示すだろう。
 質的研究の方法論としてバフチンを読み直すことも可能であろう。あるいは
バフチンのアイディアを、さまざまな文化領域に適用して、文化のテクストが
織りなす複雑さを取りだすことも可能だろう。さらに切口を変えて、バフチン
の参与の倫理性から、介入的な質的研究の意味や方法論を構想できるように
思える。
 現在バフチンの理解は、ある種の爛熟を見せている。初期の翻訳や咀嚼の
段階を経て、「バフチン産業」とも揶揄された一時のブームを越えた段階に
あって、人文社会科学のさまざまなセクターが、バフチンの独自の理解に
取り組むようになっている。一方で宗教哲学あるいはロシアの土着的な文化に
バフチンを回収しようとする動きがあり、他方イギリスの文化研究に代表され
るようにマルクス主義の伝統に沿った解釈に極化するというように、一見する
と散乱した印象も与えるほど多様な読解が示されている。質的研究という、
生活世界の具体的な問題を取り上げる、経験的な研究が、バフチンを読むこと
で、バフチン研究そのものをさらに前進させる契機となることも期待できる。
 この特集では、多様なバフチン理解と、バフチン概念の適用の事例を集合
して、質的研究のさらなる深化をめざしたい。そして、質的研究とバフチン
のアイディアのさまざまの斬り結びの場を演出してみたい。

◆◆◆大会実行委員会より (実行委員長)

第2回大会準備委員会からのお知らせ

 9月8日(木)・9日(金)(於東京大学)に開催される第2回大会の予約参加
申し込みを、6月1日(水)~30日(木)の間、受け付けます。
 詳しくは、5月下旬に郵送予定の、大会案内をご覧下さい。
 申し込み方法の詳細は、大会ホームページ
 ( http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~kakita/shitsuteki2.html )
 からもご覧いただけます(5月下旬に掲載される予定です)。

 

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
     *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
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■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■理論心理学・心理学の哲学・合同研究会(第7回)

日時:2005年5月28日(土曜)の午後2時から6時。
会場:明治大学駿河台研究棟2階第8会議室(TEL 03-3296-4033)。
JRお茶の水駅から神保町に向かって坂を下りると、
右手に23階建ての高層校舎リバティタワーがあります。
その裏手の10階建ての建物が研究棟です。

これは、と思う文献を担当報告者が紹介し、議論する形式です。

報告者からのコメント
1.渡辺 恒夫氏(東邦大学理学部)
  自著論文「想起された独我論的な体験とファンタジーの3次元構造
:独我論の心理学研究へ向けて」(渡辺恒夫・金沢創,『質的心理
学研究』 4,115-135,2005.)を発表する。著者ら自身の個人的体験
から出発し、幾つかの偶発的事例との邂逅を通じ、大学生からの
組織的なテキスト事例収集にいたった。独我論的体験と判定された
60事例を、3名の判定チームにより、「他者への疑い/世界への
疑い」、「俯瞰する/俯瞰される」、「哲学的/ファンタジー的」、
という3次元で分類し、継承可能な構造モデルを作り上げた。
以上の手続きは、個人的例外的体験、共通了解性のある心理学研究
へと持ち込むための、枠組みとしても有効と思われる。間主観性は
けっして、先験的かつ自明な前提などではない。間主観性の破れに
対応する心的現実が、児童期を中心として約100人に5人の割合で
体験されることが、示唆されたと考えられる。

2.五十嵐 靖博氏(山野美容芸術短期大学美容保健学科)
  Steven Mithen(レディング大学,イギリス)の論文
‘Human evolution and the cognitive basis of science’を紹介
します(The Cognitive basis of science, Carruthers,P.,
Stitch,S.& Siegal,M.(Eds.),Cambridge University Press,2002,
に収録)。「心の先史時代」(松浦俊輔・牧野美佐緒訳,青土社,
1998)の邦訳書で知られる著者は、この論文でアウストラロピテクス
からホモ・サピエンスにいたる人類の科学的思考の発達を、
進化論的視点から理解しようと試みます。
(これまでの活動については、理論心理学・心理学の哲学・
合同研究会ホームページ http://www.kisc.meiji.ac.jp/~rishin/
をご覧下さい。)
情報提供 五十嵐靖博(山野美容芸術短期大学)

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■ 著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

『構造構成主義とは何か――次世代人間科学の原理』
  西條剛央 (著),
  価格: ¥2,940 (税込)単行本: 251 p
  出版社: 北大路書房 ; ISBN: 4762824275; (2005/04)

 「構造構成主義」とは,異領域の研究者が建設的コラボレーションを行う
ための建設的ツールとなる新たな「メタ理論」であり,「原理」であり,
「認識論」です。哲学的な原理から,科学論的基盤,そして人間科学の
新たな方法論まで含めて包括的に体系化されています。
  また,そうした抽象的な議論に留まらず,11章では,構造構成主義の
継承可能性と応用実践の議論を行っています。具体的には構造構成主義
を,「質的研究法」「心理統計学」「発達研究法」「知覚研究法」
「人間科学的医学」「QOL評価法」「古武術(身体技法)」といった
多様な領域に導入し,新たな枠組みを提示した上で,その特徴を概説
しております(なお『質的心理学研究』にも構造構成主義の関連論文が
数本掲載されております)。
  上記のように,構造構成主義は「原理」であるため,分野を問わず
あらゆる領域に導入可能となっております。そして新たな理論を創る
「理論作成ツール」でもあります。みなさんにも,構造構成主義を
活用して,当該領域に建設的コラボレーションや創造的研究をもたらす
新たな理論を「創造」していただければこれに勝る喜びはありません。

【目次】
  構造構成主義のテーマ曲 Mr.Children『掌』
  出版に寄せて 池田清彦
  はじめに
 1章  人間科学の「呪」
 2章  人間科学の「呪」の解き方
  3章  哲学的解明ツールとしての現象学的思考法
――判断中止と還元
  4章  中核原理の定式化――関心相関性
 5章  「言葉」を相対化する思考法
――ソシュール言語学と記号論的還元
 6章  人間科学の科学論の確立――構造主義科学論
  7章  構造概念の定式化――構造存在論を通して
  8章  人間科学の方法論の整備
  9章  他の思潮との差異化――構造主義,社会的構築主義,
客観主義,そして構成主義
 10章 構造構成主義――全体像と思想的態度
 11章 構造構成主義の継承実践
 引用文献
 あとがき
(情報提供:西條剛央)
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[クッピーより]

 第10号はいかがでしたか?第10号と、区切りの番号でしたが、
 やっと編集作業も、ルーチン化してきた感じです。
 しかし、そうなると間違いが多くなる時期でもあります。もし、
 お気づきの点がありましたら、ぜひ、気軽に教えていただけると
 幸いです。

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第10号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
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 でご連絡ください。
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 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
 Copyright (C) 2005 日本質的心理学会  All Rights Reserved.
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日本質的心理学会 メールマガジン No.9 ======================2005/4/20

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃5┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.9 ======================2005/4/20

 クッピーです。サクラも散りましたが、クッピーのお気に入りの、
 見事なヤマザクラは、ソメイヨシノより、ちょっぴり遅く、今が満開です。
 みなさまも、いろいろな春をみつけていることでしょう。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●大会準備委員会より第2回質的心理学会は、9月8日(午後)9日(終日)

●風に聞く・風を追う:人生の質の変容をとらえる眼 岡本祐子先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ○事務局より  「2005年度会費納入のお願い」
 ○編集委員会より
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介
  ○著書の紹介 「教育研究のメソドロジー 
学校参加型マインドへのいざない」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■□■□■□■大会準備委員会より  日程の変更!□■□■□■□■□■

  臨時メールマガジンでお知らせした通り、第2回質的心理学会は、
  2005年9月8日(午後)、9日(終日)に東京大学本郷キャンパスにおいて
  開催させていただきますことを、あらためて報告させていただきます。

  会員の皆様には質的心理学研究第4号においてすでに日程をご案内しており、
  ご迷惑をおかけすることになりましたことを深くお詫び申し上げます。

  なお、参加申し込み等の詳細は今後のメールマガジンやWebサイトにおいて
  近日中に、ご案内させていただく予定です。

            質的心理学会第2回大会 大会委員長 秋田喜代美
   
  お知らせ! 近々準備委員会からのお知らせがメルマガとは別に
        メール配信されますので、是非ご覧下さい。

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 風に聞く・風を追う:人生の質の変容をとらえる眼
……………………………………………………………………………………………

 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、第8回目の「語り」は、岡本祐子先生です。

☆☆☆ 岡本祐子 (広島大学大学院教育学研究科) ☆☆☆

  今年1月22日、奈良女子大学で質的心理学会ワークショップが開催され、
 話題提供のご依頼を受けて参加させていただいた。数年ぶりの奈良路で
 あったが、私の心の世界にとっては、これまでとはいささか趣を異にした
 旅であった。心理学の新しい潮流と、自分自身の「人生の峠」の感覚と。
 心の中のこの二つが絶妙に響き合って、一層感慨深く感じられたからである。

  青年期以来、私は、おとなの人生の危機に見えてくる心の世界に関心が
 あった。心はどこへ向かって発達していくのか。心の発達・成熟の契機とは
 何か。 こんな途方もないことを、学部生の頃から本気で考えていた。
 こういう問題に正面から取り組もうと思えば、研究法は必然的に、「質的研究」
 にならざるを得ない。若い頃から、私は、面接調査でデータを得、膨大な面接
 逐語録の言葉の山に悪戦苦闘してきた。 それが「宝の山」であるという確信は
 あったが、その中から何か、「普遍的な知見」を取り出すことは、なかなか
 困難な道程であった。 しかしながら、自分の研究法の意味をあまり疑いもせず、

 心臓強くも大胆な知見を発表してきたのは、そこから見えてくる世界が、
 極めて魅力的なものであったからである。質的心理学会の誕生は、こういう
 研究と研究法が正面から討議される土俵が形成されたことを意味する。
 ようやくという感もなくもないが、本当に喜ばしいことである。

  昨夏、私は、病を得て入院し、無事元の生活に復帰を許されたものの、
 体・心・頭脳の回復にはかなりの時間を要した。若い頃から研究してきた
 中年期の峠を本当に越えつつあることを実感したものである。実は、奈良
 への旅は、復帰後初めての遠出であった。病気という体験は、心の中に
 「異界」を形成する。これからは、光のあたる健康な世界と、水底のような
 「異界」を行きつ戻りつしながら、「人生の危機の心理臨床」の研究と実践
 に携わっていくことになるのだろうと、考えた。

  歳月の流れの中で、学問も研究者である自分自身も変容していく。 今日、
 臨床心理学も、Evidence Based Study といわれるようになった。
 質的エヴィデンスを生成する研究・研究法とは、どのようなものか。
 これからは、その道を幾本にも増やし、道幅を広げていくことが課題になる
 であろう。 「個を深く追求した研究は、必ず普遍性をもつ」という言葉の
 重みを、改めて感じている。
   
……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より 「2005年度会費納入のお願い」

 すみやかに予算をたて会の活動を活発に行うためには会員のみなさまからの
会費納 入が不可欠です。よろしくお願いします。

◆◆◆編集委員会より

 春、春、春ですね!今年は春の訪れが遅かったぶんだけ、花々が一気に開花
しまし た。3月には、みなさまのお手元に、春の香りと共に「質的心理学研究 
第4号」が届 いたことと思います。
 学会誌になって、はじめての雑誌、編集委員が総力をあげてつくりました。
いかが でしょうか。投稿論文も増え、ずっしりと分厚くなって、中身も力作が
そろっていま す。どうぞ、感想などをお寄せください。また、ぜひこの機会に
所属の図書館にも購 入おねがいします。友人も学会員にお誘いください。
 特集論文は3月末で締め切りましたが、一般論文は5月末まで募集しています。
投稿 される際には、必ずHPを参照ください。投稿規定の変更や、論文
フォーマットなど、 最新情報を順次HPに掲載していく予定でいます。
心理学に限らず、さまざまな領域 の、斬新で独創的な論文をお待ちしています。
  
                      (編集委員長 やまだようこ)

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
     *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
……………………………………………………………………………………………

■ Joseph Tobin教授講演会のお知らせ━━━━━━━━━━━━━━┓

 Joseph Tobin(アリゾナ州立大学教育学部教授)
 講演題目「Video-cued comparative ethnography」
     (ビデオを手がかりにした比較文化エスノグラフィー)

 指定討論者 波多野誼余夫(放送大学)・恒吉僚子(東京大学)
 通訳 門田理世(西南学院大学)
 司会 秋田喜代美 (東京大学)       

   5月20日(金)18時から
   会場 東京大学教育学部赤門総合研究棟A200
   入場料 無料(教室収容人数は100名まで)

 Tobin氏は、ビデオを用いた教育の比較文化研究の先駆的研究者として
" Preschool in three cultures; Japan, China, and the United
States"(1989)
の著書で国際的に著名であり、教育の質的研究法について多くの論文を執筆
されておられます。本講演では現在進行中プロジェクトを含め比較文化研究を
中心に、ビデオを用いた質的研究のあり方についてお話いただく予定です。

東京大学幼児教育研究会、東京大学教育学

 

日本質的心理学会 メールマガジン 臨時No.6 ===================2005/4/2

Date: Sat, 02 Apr 2005 17:38:29 +0900

日本質的心理学会 メールマガジン 臨時No.6 ===================2005/4/2

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●第2回質的心理学会の日程変更のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 第2回質的心理学会準備委員会は、2005年9月29日(午後),30日(終日)に
東京大学本郷キャンパスにおいて大会を開催すべく準備をいたしてまいりました。
けれども、学内事情により当該日程での開催が不可能となりましたため、
理事会の議を経て、9月8日(午後)、9日(終日)に日程を変更させて
いただきますことをご報告申し上げます。

会員の皆様には質的心理学研究第4号においてすでに日程をご案内しており、
ご迷惑をおかけすることになりましたことを深くお詫び申し上げます。
第1回の活気ある大会の意志を引き継ぎ、シンポジウム内容の充実、
会員交流のさらなる活性化をめざして現在準備を進めておりますので、
どうぞ9月8-9日にご予定を組んでいただき、ふるってご参加いただけます
ようよろしくお願い申しあげます。

なお、参加申し込み等の詳細は今後のメールマガジンやWebサイトにおいて
4月中旬以後ご案内させていただく予定です。

            質的心理学会第2回大会 大会委員長 秋田喜代美

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
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情報提供・投稿の締切は、各号15日となっております。(発行予定日は20日です)
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 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
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日本質的心理学会 メールマガジン No.8追加版 ================2005/3/21

<>Date: Mon, 21 Mar 2005 06:22:03 +0900

 

日本質的心理学会 メールマガジン No.8追加版 ================2005/3/21

 クッピーです。第8号は、いかがでしたでしょうか。何とぞ、ご意見など
を頂けると幸いです。さて、いきなりですが、編集委員会よりの追加が
あります。雑誌が届いてない方へのインフォメーションとなりますので、
追加とさせていただきました。よろしくお願いします。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●編集委員会より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……………………………………………………………………………………………
 編集委員会より
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「質的心理学研究」第4巻が3月14日に会員の皆様のお手元に新曜社から
発送されました。学会設立後初めての号です。2004年度会費納入済みの方で
雑誌が届いておられない方が万一あれば、事務局の方に御連絡ください。
2005年4月1日までに入会された会員は2004年入会会員ですので第4巻が
届けられることになります。なお、各会員所属の大学や勤務先の図書館においても、

「質的心理学研究」の継続購入の申し込みをぜひよろしくお願いいたします。
現在講読いただいている図書館は126あるそうですが(2005.3 事務局調べ)

未講読の機関にご所属の会員はぜひとも継続購入への働きかけにご支援をお願い
します。継続した雑誌購入は、学会での活動の普及と財源確保による安定的な
学会活動の支持につながります。また発達心理学会でも、書籍ブースで販売
されますので、どうぞお知り合いにもご紹介ください。
 
 なお質的心理学研究第5巻号特集への論文投稿締め切りは3月末です。
詳しくは4巻をご覧ください。

……………………………………………………………………………………………
 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
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日本質的心理学会 メールマガジン No.8 ======================2005/3/20

<>Date: Sun, 20 Mar 2005 08:35:40 +0900

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃4┃
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           役立つ情報を共有しましょうよ
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.8 ======================2005/3/20

 クッピーです。質的心理学研究第4号は、いかがでしたか?読むところが
 多すぎて、まだまだ読みきれてないかもしれませんね(^^;。
道端のサクラには、花が咲く準備が終わっているようで、
 もうすぐ楽しませてくれることでしょう。モクレン・コブシなどが、
 すでに、咲いている地域もあることでしょうね。
 今号の「風に聞く・風を追う」は、春から海外で研究をされる大谷先生です。
 また今回は、著書の紹介の特別版として、交流委員会メンバーでもある、
 操先生らに、「質的研究の基礎」が第1版から第2版になって、どのように
 変わったかを述べてもらいました。

▽▼ 目次 ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●風に聞く・風を追う:質的研究との出会いと再会 大谷 尚先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
  ○事務局より 会費等のお願い
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介
  ○著書の紹介 質的研究の基礎
           ―グラウンデッド・セオリー開発の技法と手順
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

……………………………………………………………………………………………
 風に聞く・風を追う:質的研究との出会いと再会
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 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、第8回目の「語り」は、大谷 尚先生です。

☆☆☆大谷 尚先生(名古屋大学大学院 教育発達科学研究科)☆☆☆

 私が質的研究に出会ったのは、1990年頃のことです。当時、コンピュータを
用いた授業を研究していましたが、そのような授業は、子どもがコンピュータの
前からまったく動かず、ひとこともしゃべらないというケースもありましたので、
それまでの、逐語記録による教育方法学的な分析も、行動カテゴリーによる
教育工学的な分析も、適用できないことがありました。また、学校にコンピュータ
という異物が入ることで、それまで起きていなかったありとあらゆることが
起きるようになっており、それを分析できる手法を求めていました。
そこを見ていけば、潜在的で本質的な学校教育の文化的特性がつかまえられる
のではないかと考えたためです。
 その頃、トロント大学で学位を取ったカナダ人の夫妻が東工大に滞在して
いましたが、彼らが帰国するとき、彼らの博士論文と、彼らの恩師の著書1冊を
私に置いていってくれました。それは大変興味深いもので、それが縁で、
そのRonald G.Ragsdale教授のところで、1991-1992の1年間、コンピュータを
用いた教育を対象とする質的研究を学びました。その後、その手法を日本での
自分の研究に適用しようと、いろいろ右往左往してきました。とくに初期には、
量的研究者との「闘い」が続きましたが、本来、非戦闘的な性格の私は、
闘争より協調路線を取り、質的研究を理解して頂くことに心を砕いてきました。
 最近は、質的研究を知らない研究者はほとんどいません。しかし、学会誌に
投稿される論文の中には、「質的研究」だと言えばどんなデータをどう分析
しても許されるだと考えているのではないかと勘ぐりたくなるようなものも
あります。質的研究は、有名になった反面、まだまだ深くは理解されていない
のが現状です。
 ところで、今これを書いているのは、成田空港の第2ターミナルです。
今日3月16日から、私は再び、トロント大学に1年間滞在します。今回の滞在の
目的は、残念ながら質的研究そのもののではなく、大学のミッションに関わる
研究です。しかし、私が質的研究を学んだところに14年ぶりに再び滞在できる
ということには、何かわくわくしたものを感じます。きくところでは、現在、
学位論文なども質的研究が大流行のようです。ぜひ、この目で見、この耳で
聞いて、質的研究をめぐる問題、課題を把握するとともに、展望、いや新たな
希望を胸に、1年後に帰国できたらと考えています。

    
……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆◆◆事務局より 

 ★会費納入について
 2005年度会費の納入をお願いします。雑誌に同封いたしました振込用紙を
 ご利用ください。なお、会費納入期限を書いておりませんでしたが、
 2005年4月28日とさせてい ただきます。早めの納入をお願いします。

 ★住所変更などのご連絡について
 雑誌に同封いたしました「簡易版日本質的心理学会会員名簿」に記載された
 内容に変更がある場合,また今後,所属,住所,メールアドレス,姓名など
 が変更になった場合には,事務局宛( jaqp@shiraume.ac.jp )にご連絡ください。

★学会誌の定期購読について
 学会誌を所属機関において定期購読していただきたくお願い申し上げます。]
 現在の ところ、雑誌として所蔵している図書館が29、図書として所蔵している
 図書館が124と なっております。雑誌として登録しない場合、その都度その
 都度の購入がないと継続 購入されません。ご自身が所属している機関が
 どのようになっているかについては
  「NACSIS Webcat:総合目録データベースWWW検索サービス」
 http://webcat.nii.ac.jp/ でご確認ください。

……………………………………………………………………………………………
■□■□「質的研究」情報コーナー<情報提供は、15日までにお願いします>
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
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     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
     *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。
……………………………………………………………………………………………

■ 著書の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

質的研究の基礎―グラウンデッド・セオリー開発の技法と手順
  アンセルム・ストラウス (著), ジュリエット・コービン (著)
  操 華子(訳), 森岡崇(訳)
  価格: ¥3,990 (税込)単行本: 396 p
  出版社: 医学書院 ; ISBN: 4260333828 ; 第2版 版 (2004/12)

Strauss, A. & Corbin, J. : Basics of Qualitative Research:
Techniques and Procedures for Developing Grounded Theory (Second edition).
Sage Publications, 1998の全訳です。第1版(1990)の翻訳本は1999年に
出版しました。この第1版の翻訳は、社会学、看護学だけでなく、教育学、
心理学、医学などの領域の方々にもお読みいただき、翻訳者一同嬉しく
思っております。
グラウンデッド・セオリーとは、「体系的に収集され、研究プロセスを
通じて分析されたデータに基づいて構築された理論」のことをさし、
グラウンデッド・セオリー・アプローチとは、その理論の構築を目指した
質的研究の方法論であると著者らは述べています。本書の中で方法論に
ついてだけでなく、実際に理論を構築していくための方法について順次
説明をしています。

第2版の目次を紹介します。

I.基本的な考え方
  1章  はじめに
  2章  記述、概念上の整理、理論化
  3章  質的理論化と量的理論化の相互作用
  4章  研究を行っていくうえでの検討事項
II.コード化の手順
  5章  データに関する詳細な分析
  6章  基礎的な分析手順:問いを発することと比較を行うこと
  7章  分析のための道具
  8章  オープン・コード化
  9章  軸足コード化
  10章 選択コード化
  11章 プロセスに必要なコード化
  12章 条件/帰結マトリックス
  13章 理論的サンプリング
  14章 メモとダイアグラム
III.終えるにあたって
  15章 学位論文とモノグラフの執筆、研究発表
  16章 評価の基準
  17章 学生からの質問とその答え

(情報提供:操 華子)

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

■ 著書の紹介【特別版】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

質的研究の基礎―グラウンデッド・セオリー開発の技法と手順について語る

  操 華子先生、森岡崇先生

 第1版が14章で構成されていましたが、第2版は第1版の骨格は残し
ながら、内容が整理され、3章分増えています。第1章では触れる程度
であった、質的研究と量的研究に関する著者らの立場、意見に関する章
(3章)、グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いてどうやって
データ分析にとりかかるのか(ミクロ分析、一行ごと分析)ということに
関する章(5章)は新たに追加された内容です。第7章の分析のための
道具は、第1版では理論的感受性を高めるためのテクニック(6章)の
内容の多くを含めています。最終章では、質的研究を長年教授してきた
著者らが、それまで多く受けた質問をあげ、その回答を示しています。
ここに含められた質問は、質的研究を指導する立場の方々であれば一度は
受けたことのあるようなものばかりです。

 第2版では、第1版に比べ、引用されているフィールド・ノート、
メモの量が多いことは指摘すべき重要なことだと思います。
第1版のコード化の手順に関する章では、著者の一人である
コービン博士の学位論文「慢性疾患を持つ妊婦の認知とその管理」で
収集されたデータが例として使われていました。第2版では、
コード化に関する複数の章にわたって、一貫して、ドラッグ使用した
10代の若者たちへのインタビュー内容が使われているので、
コード化を具体的にどのように進めていけばよいのかといことをより
読者に理解しやすいよう工夫されています。またこの具体的な作業場面
の追体験は、読者をグラウンデッド・セオリー・アプローチに引きずり
込むだけでなく、読者一人一人の手持ちの手法(例えば量的なもので
あったりKJ法であったり)との異同や関連性も、よりクリアーにイメージ
させる力を備えているように思います。

 今回も著者のお一人であるコービン先生から日本語訳への序をいただき
ました。その序の中でも書かれていることですが、本翻訳が著者らの意向
とは違い、質的研究の「レシピ」本として取り扱われることへの危惧を
述べられています。質的研究、グラウンデット・セオリーに関する成書を
読み、それでも理解できなかった部分を補う、あるいはデータ分析で
わだちにはまってしまった読者に、そのわだちから脱出する方法を提示
してくれるものとして作られた本です。どうか、著者らの意向を十分に
汲み、本書が質的研究のさらなる発展、量的研究との共存に役立つ
ことを翻訳者一同願っています。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

……………………………………………………………………………………………
[クッピーより]

 第8号はいかがでしたか?みなさまの職場には、サクラがあると
 思いますが、いつか、みなさまのサクラ自慢大会を、メルマガ上
 で行いたいですね。わたしのサクラ自慢は、通勤途中の田舎道の
 横の丘にある、ヤマザクラです。

……………………………………………………………………………………………
 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第8号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
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情報提供・投稿の締切は、各号15日までにお願いします。
http://quality.kinjo-u.ac.jp/cgi-bin/yomi-mailer/y_mail.cgi?id=info
●アドレスの変更、配信の停止を希望される場合は、お手数ですが学会事務局ま
 でご連絡ください。
●このメールマガジンに記載されている内容の一部または全てを無断で転載・
 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
 さいますようお願い申し上げます。また、転載を希望する場合は、学会事務
 局にご連絡下さい。   【学会事務局アドレス jaqp@shiraume.ac.jp
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日本質的心理学会 メールマガジン No.7 ======================2005/2/20

<>Date: Sun, 20 Feb 2005 13:41:13 +0900

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃4┃
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.7 ======================2005/2/20

 クッピーです。寒さも峠を越えたようです(暖かかったですね)。
 みなさまは、無事に、風邪などをひかずにすごせましたか?
 クッピーは、元気にすごしています。年度末の追い込みなどで、
 忙しいと思いますが、体調管理に注意して頑張ってください!

▽▼ 目次
▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●風に聞く・風を追う:斎藤清二先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ○事務局より
 ○第4号のお知らせ
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介
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……………………………………………………………………………………………
 風に聞く・風を追う:
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 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、第7回目の「語り」は、斎藤清二先生です。

☆☆☆コミュニケーションについて考える 
斎藤清二先生( 富山大学保健管理センター )  ☆☆☆

 私がまだ医学生の頃、病院の外来実習で、患者さんの予診面接を担当したこと
がありました。系統的なコミュニケーション技法の教育など皆無の頃であった
ので、本当に冷や汗をかきながら、自分としては一生懸命患者さんのお話を聞
き、それをまとめて、指導教官の前で報告したつもりでした。指導にあたって
おられた教官は、米国帰りの颯爽たる中堅医師で、学生教育意欲も満々でした。
その先生は、私達実習生の前で、もう一度患者さんから病歴を聞きなおしました。
すると、あろうことか、私が患者さんから全く聞き取れなかったかなり重要な
事実が、私達の面前で明らかになりました。先生は、私達実習生を一瞥しながら、
勝ち誇ったようにこう言われました。「君、患者さんの大切な話を聞き落とした
ようだね。これは、患者さんが悪かったのかね、それとも君が悪かったのかね?」
もちろん、患者さんに落ち度があろうはずがなく、私に責任があったことは明白
でした。しかし、その時、私の中に、むくむくと反骨の虫が頭をもたげて
来ました。「フィフテイ・フィフテイだと思います」。
気づいた時には、そういう言葉が、私の口をついて出ていました。
教官の顔色がさっと変わり、その後私達がこっぴどく叱られたことは言うまでも
ありません。

 その後、30年を越える時が流れて、私はその時のできごとをこう解釈する
ようになりました。「患者さんが悪いのでも、私が悪いのでもなく、私と患者
さんの両方が悪いのでもなく、私と患者さんの両方と無関係な何かが悪いのでも
ない。私と患者さんの関係が不十分だっのだ」。このできごとは、私の心の奥深く
沈潜し、その後、私が医療コミュニケーションに本気でとりくむモチベーション
となりました。臨床現場においてもっとも重要なことは、「どのようにして、
その場に良い関係を創り出しうるか?」ということだ、というのが、
私の作業仮説でした。

 しかし、最近になって、本当に大切なことは、これでも説明しきれていないの
ではないかという思いが強くなっています。私と患者さん、私と他者との一般的な
関係とは、どういうものなのだろうか? 関係性とは、それ自体が私と他者とを
包み込むものであり、私が対象化して操作できる「要素」ではないのです。私が
関係性を変化させようとすれば、その行為自体が、私自身をも変化させてしまい
ます。「私」と「他者」と「私と他者との関係性」が織りなすダイナミックな
構造を、一般的に言語記述することが可能なのだろうか? 
この、たいへん難しい、しかし、すべての対人援助職にとって、絶対に避けて
通れない課題に挑戦するための有効な武器は、質的研究法しかありえない、
と最近の私は思っています。
  
……………………………………………………………………………………………
 学会より会員のみなさまへ
……………………………………………………………………………………………

◆◆◆事務局より 

雑誌送付時に,名簿(氏名,所属,メールアドレス)を配布します。
所属やメールアドレスの変更がある方は,2月中に事務局まで変更内容
をご連絡ください。

◆◆◆研究交流委員会より

○メンバーが増えました
 本学会の看護系会員の増加に伴って、研究交流委員会も看護系のメンバーの
加入をお願いすることになりました。そこで聖ルカ・ライフサイエンス研究所
で看護リサーチ主任をされている操華子さんに、メンバーになっていただくこと
をご承諾いただきました。

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○『質的心理学研究』第4号発刊間近!
   ―特集:質的心理学のあり方― 
(責任編集 やまだようこ・無藤 隆・サトウタツヤ)
『質的心理学研』第4号は、3月末の発刊をめざして、仕上げの作業にかかって
おります。内容は前号のメルマガでお知らせしました通り、「特集 質的心理学
のあり方」として日本質的心理学会設立集会の対談やシンポジウム、第1回総会
での講演論文、学会理事長による論文、そして一般会員からの投稿論文10本、
そして書評として『ワードマップ  質的心理学』(新曜社)へ異なる分野5人の
方から寄せられた書評が掲載される予定となっておりますので、ご期待くださ
い。
尚、2004年度に入会された方には、この第4巻が新曜社の方から配布される予定
になっています。

○第5号(2006年3月発刊予定)の特集論文の締切が近づいています!
 先にもお知らせしています通り、 第5号の特集は、「臨床と福祉の実践」
(能智正博 責任編集)です。質的研究は心理学だけではなく、教育学、看護
学、福祉学、医学などの実践領域においても注目されており、学際的な交流と
情報交換の場をもつことでいっそうの成果が得られると予想されます。
そこで第5号では、心理臨床、医療、福祉、その他援助場面、およびそこに
関わりをもつ人の言動を対象とした質的研究論文を幅広く掲載する予定です。
その現場における相互作用、関わる人々の語りやライフストーリー、調査者と
被調査者の関わりなど、検討すべき問題は多岐にわたり、心理学に限らず様々な
分野や視点からのユニークな研究の投稿をお待ちしています。締切は2005年
3月末ですので、あと1ヶ月半ほどになりました。投稿を予定されている方は、
投稿規定上のフォーマット
http://quality.kinjo-u.ac.jp/ )を参照して最後の仕上げをお願いいたし
ます。

なお、第5号「一般論文」は、2005年5月末まで募集を続けています。
(副編集長 能智正博)

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■□■□ 「質的研究」情報コーナー   
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
     http://quality.kinjo-u.ac.jp/kyousai-youken.html
【情報!】メールマガジンの情報コーナーは、月刊のため情報が遅れることが
     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
   *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。

……………………………………………………………………………………………

■ 研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■第2回「奈良フォーク・サイコロジー研究会」のご案内
 
本研究会(世話人:麻生武、森岡正芳、浜田寿美男)は、フィールド実践や
ナラティブに現れる生活世界の論述の可能性や、質的記述的手法による
研究のもちうる公共性について探究します。皆さまご参加ください。

◆日時:2005年3月5日(土)、午後1時30分~5時
◆場所:奈良女子大学文学部北棟1階会議室
◆会費:300円
◆参加申し込み:下記事項を記入したEメールを事務局まで
ご送信ください。
   Subject:「奈良FP研究会」
   本文:1)氏名、2)E-mailアドレス、
3)所属機関・学生は学年、4)専門分野、
5)次回以降の研究会案内:メールでの
配信希望の有無 
◆申し込み・問い合わせ:事務局(奈良女子大学文学部本山研究室) 
    E-mail: re-moto@mbk.nifty.com
◆研究会HP:
http://www5e.biglobe.ne.jp/~mottonet/folk-psychology.htm

◆内容1:研究発表
  徳田 治子さん(九州女子短期大学)
   「人生の語りに立ち会う作法:ハンセン病国倍訴訟における“人生被害”
の聴き取りプロセスをめぐって」
  ●法と心理学において、語りの問題は目撃証言や供述分析など事実性や
真偽をめぐり展開しています。本発表では、ここにナラティヴという
枠組みを持ち込み、訴訟をめぐって行われた弁護士による原告の人生
/被害の聴き取りプロセスを追い、自己の経験(人生)を被害として
語る/聴き取る行為の意味について考えていきます。
人が自らの意図を超えた被害とそこからの回復をどのように求め成し
遂げようとするのか、また、その際、被害の聞き手として立ち現れる
他者は、専門職として一人の個人として、その被害(声)にどのように
向き合い聴き取り得るのか。そのような問いを通して、他者の人生の
語りに立ち会う研究者の責任や専門性について考えます。

◆内容2:公刊論文の論評–概要紹介は行いません。
論文(テキスト)は各自で準備され事前に読了ください。
  テキスト:矢守克也(2003)「4人の震災被災者が語る現在:語り部活動の
現場から」(質的心理学研究,2号,29-55.新曜社)
  評者:松島 恵介さん(龍谷大学)/矢守 克也さん(京都大学、著者)/
森岡 正芳(奈良女子大学、世話人)

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■国際コミュニケーション・シンポジウム開催のお知らせ

来る3月5日、青山学院大学(青山キャンパス)にて国際コミュニケーション・
シンポジウムを以下の通り開催いたします。趣旨・会場・時間・申し込みなどに
関する詳しい情報は、

http://www.sipeb-square.net/sipeb-blog/ica/archives/000011.html

をご覧下さい。【転載御自由】

青山学院大学国際政治経済学部 抱井尚子
  ==================================
  -青山学院大学大学院、国際コミュニケーション専攻創設10周年記念-
  国際コミュニケーション・シンポジウム
  テーマ「専門領域としての国際コミュニケーション:現状と今後の展望」

   ◆日時:2005年3月5日(土)、午後1時30分~5時
  ◆場所:青山学院大学
  ◆参加申し込み:下記のアドレスより
    http://www.sipeb-square.net/sipeb-blog/ica/archives/000011.html

  10:45-11:45
  基調講演(1)ゲリー・ウィーヴァー(アメリカン大学)
  「専門領域としての国際コミュニケーションの進展」
  "The Evolution of International Communication as a Field of Study"
   Gary Weaver, PhD, American University, U.S.A.

  13:30-15:30
  パネル・プレゼンテーション
  永田アデア(立教大学大学院)
  「異文化間コミュニケーションの実践:日常的内省による平和構築 」
  "The Practice of Intercultural Communication: Walking Meditation and
  Everyday Peacemaking"
   Adair Linn Nagata, PhD, Rikkyo Graduate School of
Intercultural Communication

  本名信行(青山学院大学)
  「アジアの言語としての英語:多文化理解の視点から」
  "English is an Asian Language: A Multicultural Perspective"
   Nobuyuki Honna, Aoyama Gakuin University

  リチャード・エヴァノフ(青山学院大学)
  タイトル:「倫理問題をめぐる異文化間対話アプローチ」
  "A Communicative Approach to Intercultural Dialogue on Ethics"
   Richard Evanoff, PhD Aoyama Gakuin University

  15:45-16:45
  基調講演(2)ゲリー・ウィーヴァー (アメリカン大学)
  「カルチャー、コミュニケーション、コンフリクト」
  Culture, Communication, & Conflict"
   Gary Weaver, PhD, American University, U.S.A.
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■立命館大学人間科学研究所学術フロンティア推進事業公開企画

  シリーズ「エイブル・アーツとしての対人援助論」第1回

 「いま、スローな援助を考えるー「べてるの家」を招いて
 『交換モデル』による『非援助的な援助』のあり方を問う」

3月6日(日) 午後1時~午後4時30分
会場:立命館大学衣笠キャンパス 以学館1号ホール
講師:向谷地 生良(むかいやち いくよし)氏
(北海道医療大学看護福祉学部助教授・浦河べてるの家)
     他に「べてるの家」のメンバー数名のご参加を予定
望月 昭(立命館大学文学部教授・人間科学研究所長)
中村 正(立命館大学産業社会学部教授)

詳細は、以下のホームページを参照ください。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kikaku_2004/beteruie/beteruie.html

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[クッピーより]

  第7号はいかがでしたか?研究交流委員会のメンバーも増え、ますます
 がんばって、交流を深めるお手伝いができるように努力してまいりますので、
 なにとぞ、よろしくお願いします。

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 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第7号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
●メールマガジンは、学会からの配信専用ですので返信できません。
●学会に関するご意見・ご要望は以下のWebページからお願いします。
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日本質的心理学会 メールマガジン No.6 ======================2005/1/20

Date: Thu, 20 Jan 2005 17:36:37 +0900
Subject: 日本質的心理学会 メールマガジン No.6 ======================2005/1/20

 日┃本┃質┃的┃心┃理┃学┃会┃メ┃ル┃マ┃ガ┃2┃0┃0┃4┃
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         編集:日本質的心理学会研究交流委員会

日本質的心理学会 メールマガジン No.6 ======================2005/1/20

 クッピーです。あけましておめでとうございます。
 今年は、酉年(とりどし)ですから、羽ばたきたいと思っています。
 もちろん、質的研究と供にですが(^^)。
 みなさまも、今年1年が飛躍の年になることを心から、お祈りしています。

 /⌒ヽ彡
<)∂ ゝ
⌒ヽ‐/⌒フ
⌒(  ミ彡
  _」」
▽▼ 目次
▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日本質的心理学会研究交流委員会の主催するワークショップについて
 ○第2回関西ワークショップ(2005/01/22)
  臨床心理士の方に限って,当日まで,申し込み受付をいたしております。
●風に聞く・風を追う:南 博文先生
●学会より会員のみなさまへ:<事務連絡・各委員会報告>
 ○事務局より年頭のあいさつ
 ○第4号のお知らせ
●「質的研究」情報コーナー:
  投稿の呼びかけ・投稿要領・研究会の紹介・著書の紹介
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■ 研究交流委員会主催研究会の紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━┓

【「臨床心理行為」をよりよく記述するための質的研究法ワークショップ
    心理臨床の場をいかに記述するか?:質的研究法からの提案】

 いよいよ、1月22日に開催します。
 参加予約された方、なにとぞよろしくお願いします。
 なお,臨床心理士の方に限って,当日まで,申し込み受付しております。

 □日時:2005年1月22日(土) 受付 午前11時45分より午後12時25分
 □会場:奈良女子大学(文学部北棟N103教室)
     *土曜日のため、南門は閉門しています。
      近鉄1番出口側の正門をご利用ください。
     (近鉄奈良駅から、徒歩7分)

     アクセス方法  http://www.nara-wu.ac.jp/accessmap.html
     キャンパスマップ http://www.nara-wu.ac.jp/campus.html
 □参加費:3000円(日本質的心理学会会員は1000円)
     「1/15以降に申し込まれた方」と「これから申し込まれる方」は,当日,
     会場受付にて,お支払いください。

 □申し込み方法
   学会Webサイト( http://quality.kinjo-u.ac.jp/ )の「ワークショップの
御案内ページ」にアクセスしていただき,申し込みフォームを利用して,お
申し込みください。(限られた人員で運営しておりますので,インターネッ
トを利用した申し込みに,ご協力お願いいたします)

   *事前申し込み無しで,会場にお越しになる方は,臨床心理士の認定番号を
    お忘れのないようにお願いいたします。本ワークショップは臨床心理士資
    格認定協会の定める1日ワークショップ(2P)として申請予定です。認定
    協会の定めるワークショップとして認められるためには、参加者の30%以
    上が臨床心理士であることが条件となるため,当初提示した締め切り日以
    後の参加は,臨床心理士の方に限らせていただいております。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

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 風に聞く・風を追う:
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 質的研究のキーパーソンに、大いに語ってもらうコーナーです。
 それでは、第6回目の「語り」は、南 博文先生です。

☆☆☆   氏名 南 博文先生(九州大学大学院人間環境学研究院)  ☆☆☆

  「質」と「心」を名前にもった学会が生まれた。
  すごい名前だ。
  期待はいっぱい。
  課題もいっぱい。
  確かに風が吹いている。
  この風を帆にうけて、
  どんどん前に進んで行けばいい?
  ちょっと待って!
  僕はまだついて行けないよ。
  ねえ、ねえ、質って何なの?
  2A、3Aじゃなくて、AとB、
  その違いのこと。
  その違いを味わって(だからこれは心に通じる)、
  はっきりと言葉にすること(だからこれは学なんだ)。
  そのAとB、CとDとの違いの中から
  現象xの本質をくっきりさせる。
  その「違い」ってみんなが同じように分かるものなの?
  どうやって質の問題を多くの人で分かち合えるのか。
  それはまだ何とも言えないなあ。
  むずかしいよね。
  だって質的なのだから。
  僕たち自身が!
  AさんとBさんとで、質の感じが同じとは限らない。
  平均値じゃない、と言っているのだから。
  質の表現にも質的な違いがある。
  その中で優劣をつけられるのか?
  AとBとCとDとの違いとしか言えない。
  その中でどれを選ぶか。
  なぜ、そう選ぶのか。
  その事自体を議論しようっていう、
  そういうコミュニティなんだ。
  
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 学会より会員のみなさまへ
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◆◆◆事務局より 

○事務局より年頭のあいさつ

会員のみなさま

  あけましておめでとうございます。
  
  年頭にあたって事務局より一言ご挨拶申し上げます。
  旧年中は、日本質的心理学会設立にあたって多くの方に
  ご協力頂きました。

  おかげさまで第一回大会を大盛況のうちに終了することができ、
  また、本年3月に は、通算4号目の『質的心理学研究』を
  学会編集第1号として発行する手はずとなっ ております。

  2005年1月13日現在の会員数は、一般会員=402名、
  賛助会員2社となって おり、順調なスタートをきっております。

  本年もよろしくお願いします。

◆◆◆編集委員会からのお知らせ

○第4号のお知らせ:『質的心理学研究』第4号
          ―特集:質的心理学のあり方―
          (責任編集 やまだようこ・無藤 隆・サトウタツヤ)

 学会設立後初めて発刊となる第4巻は、2005年3月下旬発刊をめざし、目下
編集作業が進行中です。第4巻では「特集 質的心理学のあり方」として
日本質的心理学会設立集会の対談やシンポジウム、第1回総会での講演論文、
学会理事長による論文、そして一般会員からの投稿論文 10本、そして書評
として『ワードマップ  質的心理学』(新曜社)へ異なる分野5人の方から
寄せられた書評が以下の目次のように掲載される予定となっておりますので、
ご期待ください。
 尚、2004年度に入会された方には、現在編集中のこの第4巻が新曜社の方
から配布されます。

 ◇目次(以下は、掲載決定がなされ初校著者校正まで進んでいる
     原稿を記載しています)

<特集論文>
・大橋英寿・やまだようこ 「質的心理学の来し方と行方-日本質的心理学会
      設立集会「対談」」
・大谷 尚・無藤 隆・サトウタツヤ 「質的心理学が切り開く地平 -日本
      質的心理学会設立集会「シンポジウム」」
・Jaan Valsiner “TRANSFORMATIONS AND FLEXIBLE FORMS:WHERE QUALITATIVE
      PSYCHOLOGY BEGINS”(柔軟な形式とその変化様式:質的心理学の
      出発点)
・無藤 隆 「質的研究の三つのジレンマ:「再詳述法」の提案による質的
      心理学の可能性」

<一般論文>
・荒川 歩 「映像データの質的分析の可能性:mivurixによる指折り行動の
      分析から」
・小倉啓子 「特別養護老人ホーム入居者のホーム生活に対する不安・不満の
      拡大化プロセス―'個人生活ルーチン'の混乱―」 
・やまだようこ 「家族ライフストーリーが語られる「場所」としての墓地:
      イギリスの19世紀末の家族墓碑と現代の子ども墓碑を中心に」
・渡辺恒夫・金沢 創 「想起された〈独我論的な体験とファンタジー〉事例の
      3次元構造-独我論の心理学研究へ向けて」
・清水 武・西條剛央・白神敬介 「ダイナミックタッチにおける知覚の恒常性:
      方法論としての精神物理学と実験現象学」
・野口隆子・小田 豊・芦田 宏・門田理世・鈴木正敏・秋田喜代美 「保育者の
      持つ“よい保育者”イメージに関するビジュアルエスノグラフィー」
・松嶋秀明 「教師は生徒指導をいかに体験するか?-中学校教師の生徒指導を
      めぐる物語-」
・西條剛央 「質的研究論文執筆の一般技法:関心相関的構成法」
・安田裕子 「不妊という経験を通じた自己の問い直し過程:治療では子どもが
      授からなかった当事者の選択岐路から」

<書評特集>
 「『ワードマップ 質的心理学』を読んで」
亀山佳明、塩瀬隆之、田中美恵子、辻 敬一郎、本多正尚、吉田寿夫
                   (出版担当副編集委員長 秋田喜代美)

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■□■□ 「質的研究」情報コーナー   
□■□
【注目!】各種研究会の研究交流委員会共催(または後援)の要件についてを
     HPに掲載しましたので、ご参照頂きたくお願いします。
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     あります。そこで、できる限りホームページでも情報を提供します
     ので、ホームページの定期チェックをお願いします。
     *会員限定ページは,「ユーザー名 member パスワード q-kaiin」
      で,閲覧可能です。総会資料,メルマガのバックナンバー等を
      読むことができます。

……………………………………………………………………………………………
[クッピーより]

  第6号はいかがでしたか?研究交流委員会のメンバーは、
 主催ワークショップの用意で、大忙しの年の初めとなりました。
 しかし、会員のみなさまと、このワークショップを通じて、
 「語り」あえる喜びで、いっぱいであります。
 なにとぞ、よろしくお願いします。

……………………………………………………………………………………………
 編集:日本質的心理学会研究交流委員会
 第6号担当:長谷川元洋・本山方子・湯浅秀道 
 発行:日本質的心理学会 http://quality.kinjo-u.ac.jp/
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 複写・転送・再編集することは、著作権の侵害となりますので、お控えくだ
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